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ちょっくらシルクロード横断してきます〜中東・アジア旅行記⑭〜

第二章 パムッカレからカッパドキア、そしてシリア入国
三十路センチメンタルジャーニー
ep14,中部アナトリア地方のハイライト 2006/11⑭

 翌日、パムッカレ出発のバスを調べるとシリア行きのバスがあるじゃないですか!ここはササッとシリアにいってしまおうかとも考えたが、なんせ時間に制限のない旅行なのであせることもない。それにパムッカレの宿で一緒になったO氏もカッパドキアのギョレメに行くというしデニズリのオトガル(バス)で一緒になったI氏もギョレメに行くということで、「旅は道連れと」で皆さんと共に、バスで10時間揺られてカッパドキアのギョレメへ。
 
 トルコ中部アナトリア地方のハイライトとも言える観光地なのでご存知のかも多いと思う。有名なのは気球で空から大パノラマを眺めるというものだが、残念ながらそこには興味がなく、まずは地下都市をめぐるツアーに一日目は参加した。知らない人は地下都市と聞いて何のことか理解できないかもしれないが、ここカッパドキアは、雨に侵食された大地の奇景が一大観光スポットとなっていて、その中にあるギョレメはかつてイスラームの支配から逃げてきたキリスト教徒が、地下が岩に穴を掘って住み始めたのものが街としての機能を獲得し、地下都市として蟻の巣上に発展していったものと言われている。

 実際にはその前から人が住んでいたとされ、その発祥は謎のままであるらしい。当然多くのキリスト教徒が住んでいたので、地下には教会や祭壇もあり、キリストの血とされるワインも製造されていたようで、ワイナリー跡もあった。こうした学術的、歴史的な観光は正直ガイド付きに限る。実際疑問に感じたこともその場で質問すること出来るし、本で読んだら眠くなる説明も、実物を目の前にして説明されるとそうはならない。でも残念なことに、日本語ガイドになると、値段が上がるので、英語は頑張って覚えましょう。ぶっちゃけ中学3年間の英語ができれば、何の苦労もありません。
 
 そんな感じで薄暗い地下を歩き回るツアーなのだが、僕はアホなことに暗くて見えなかった穴にハマり転倒、足をグネる。その後も引き続きあちこちに連れて行ってもらったが、足の痛みのためイマイチ説明が入ってこなかったという言い訳をして、実際は偉そうなこと言って英語の説明が半分もわからず・・・そんな僕をみかねて、その日の夜にO氏が宿の人から薬を借りてきてくれる。

 ちなみにO氏は東京でケバブ屋を始めるためトルコ旅行しながら修行中のお兄様。その後、超絶観光地であるギョレメのレストランはあまりに値段が高すぎるため、O氏とI氏と共に買出しをスーパーで買い出しを行った。O氏が開発中のケバブではないサンドイッチをみんなで試食会というていで夕食とした。この時、全員三十代とあって、これまで色んな所を一人旅してきた人たちであったので、話は尽きることが無く気がつけば深夜になっていた。

地図カッパドキア

カッパドキア ワイン

読んでくれた人へ
 今後、定期的にシルクロード横断日記や行きたいけど行けないという悶々とした気持ちで書いた、脳内妄想旅行の計画などをアップする予定です。お暇なときにでも、そちらも読んでやってください。ありがとうございました。スキをしてくれると僕のテンションが上がります。よろしくお願いします。人生の無駄遣い万歳^_^

HPやってます。いろいろな旅行関連記事を書いているのでよかったらよってみてください(^^)


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