見出し画像

ゴールもなく走り続けても、次のステージには進めない


仲間だと思っていた彼女の一言にはっとした

私はゴールデンウィークやお盆に、近くの英会話学校の短期講座に通っています。今年のゴールデンウィークも参加すると決め、何度か講座でご一緒した友人・恵美さん(仮名)に
「今回も受講されますか?」
と連絡したところ、
「英検1級に合格し、TOEICも900点を超えたから、一旦英語の勉強はお休みします。今年は旅行の年にしたいから節約しなきゃならないし」
との返事がきました。

普通の返事ですが、この返事を見たときの私の気持ちは「焦り」でした。
恵美さんと知り合ったのは2年ほど前のことですが、私も彼女も前年に英検準1級に合格したという話で盛り上がりました。お互いに大学を卒業してずいぶん経っていますが、英語は好きでぼちぼち勉強は続けていて、勉強の成果を試したいという気持ちで受検したという動機もまったく同じでした。
そして、今後の目標も「英検1級、TOEIC900点超え」ということで、同じでした。ですが、その後、私たちの明暗は分かれました。

恵美さんはその後、あまり間を置かずに英検1級にチャレンジし、2回の不合格の末に、3回目で合格。その後まもなくTOEIC900点を超えたのでした。
一方、私はまだ英検1級を受験していない。テキストは買ったが、まだほとんど解いていない(難しくて解けない!)。TOEICは受けたが、まだ800点台から抜け出せていない。
つまり、記録に残る結果だけ見ると、恵美さんと出会った2年前から成長していない(涙)。
恵美さんのことを「同じくらいの英語力で、同じように勉強している仲間」だと思っていたけど、短期間で目標を達成した彼女は、とっくに「英検やTOEICのための勉強」から解放され、やりたいことに時間やお金を使うステージに進んでいるのでした。
私だって、英検やTOEICのことを忘れて、やりたいことに時間やお金を使っても何の問題もありません。でも、英語の勉強を断続的とはいえ続けているにもかかわらず、その目標に到達できないままでは、なんかもやもやするんですよね。


ゴールにたどり着けば、次にやりたいことに着手できる

なぜ私が目標を達成できなかったかというと、目標を意識することなく、適切な努力をしなかったからです。これに尽きます。
オンライン英会話は続けているもののさぼりがちで、たまに数ヵ月単位で休会する。年に数回、数日間の短期講座を受けて満足している。英検やTOEICの過去問を解くことすらない。
やらないよりはマシですが、これではたいして上達は期待できない。

このままでもべつに問題はありません。英語がまったくダメというレベルではない。会社で「TOEIC900点とれ」と言われているわけではないし、「900点とりました」と申告しても「へー」で終わる。
ですが、私としては困ることがありまして、どこで英語学習をやめていいのかわからなくなっています。いや、一生勉強していくつもりではいますが、どこかで区切りをつけたい。
いまのままではゴールのないマラソンのようなもので、それは本当に辛いものです。

恵美さんのように目標を達成したら、講座を受講するのは一旦お休みして、旅行など楽しいことをやりたい。SNSを見ているだけでも、恵美さんはここ数ヵ月、韓国、ヨーロッパなどに旅行しており、とても楽しそうです。私も旅行の予定はありますが、目標としていたことをやり遂げたあとの旅行は、一層楽しいと思います。
「英語をマスターするまでは手を出さない」と決めていた他の言語(スペイン語、韓国語など)も勉強したい。
そういう「次にやりたいこと」をご褒美に、目標達成を目指します。まずはTOEICと英検を申し込まないと。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?