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(2023.08.23)第一章 肝虚陰虚証(2)更年期障害、ホットフラッシュ、偏頭痛、めまいでお困りの人は⁈動画解説付き



肝虚陰虚証が訴えてくる病証、病名等

こんにちは。毎日、暑い日が続きますね。

こう暑い日が続くと漢方医学では

熱邪、暑邪に傷られると考えます。

体内に余計な熱がこもって様々な症状をあらわす。

黄連、黄柏で、心煩、動悸をしずめる方法や、
石膏を使って、のぼせ、ふらつきを抑える方法もあります。

地黄や当帰、牡蛎を使って、
津液(水=陰)を増やして熱を冷ますというやり方もあります。

それそれ、相談者様の体調や体質、症状に合わせてご提案する
わけですが、毎日暑くて夏バテしたと言われれば、
原因がわかりやすいので、対応はしやすいです。

肝の血が虚して熱が発生したとする。

その熱は他の臓腑経絡に波及する。

もし、頭部、背部、腹部などの経絡に波及して、
その部の気血の循環を阻害すれば、
そこに痛みなどを発する。

同時に、圧痛、硬結、陥下などをあらわす。

病症はもちろんだが、
圧痛、硬結、陥下などを虚実に分けて
治療しなければいけない。

大便や小便や汗が出ているものは虚のことが多いが、
それらが出ないのは実のことが多い。

按圧して痛みが増すようなら実、
気持ちよければ虚である。


前回の、続き。
肝虚陰虚証。病名、病理についてです。

肝虚陰虚証の人も
夏の暑さで調子を乱す人が多いです。

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漢方の奥深い世界に触れたことで、ますます興味が湧いていることと思います。漢方には、体質改善や健康維持に役立つ素晴らしい効果があります。ぜひ、漢方を学び続け、自身や周りの人々の健康に役立てていただければ幸いです。 今後とも、🦓シロ/漢方相談薬局にご期待ください。