今でも思い出す4月1日の事件簿…
小学校の先生で、2児の父、雄剛です。
明日から新年度。4月1日というと、いつも思い出す事件があります…。あれは、初めて6年生担任になったときの話…
4月1日に担任発表!
その地域は、3月中には内々に打診はあるものの、発表は4月1日に行われるのが通例でした。
私は3年目を迎える年で、初の6年生を打診されました。その時には、一緒に組む先生方の発表もされていて、「よし、やるぞ!」と意気込んでいました。
そんな4月1日を直前に控えたある日、一緒に6年生を組むはずだった先生の病気が発覚…
そして迎えた4月1日…
幸い初期のがんだったとのことでしたが、治療のことを考えれば少しでも負担が少ない学年に…というのが妥当な線。
そして迎えた発表では、予想通り病気が見つかった先生は6年生を外れ、低学年に。そして、低学年に入るはずだった先生が6年生に。
「どういうことですかっ!!私にはできませんっ!!」
急に6年に抜擢された先生は、激怒。扉が壊れるくらいの勢いで扉を閉め、出ていく先生…。凍りつく職員室…。走って追いかける校長先生…。
恐らく、直前に病気が判明したため事前に話すことができなかったようで、当然事前の打診通りだと思っていたその先生は激怒…
「それでは、とりあえずできる範囲で各学年準備して…」
教務主任の先生の弱々しい声…。そんなことを言われても担任発表すら終わっていないのにどうすればよいかわからないみんな…。
そうこうしている間にも、遠くから聞こえる怒声…。
その後、校長先生から呼ばれ、「雄剛先生は初めての6年生だから、もしかしてメンバーによっては違う学年に移ってもらうかも…。」
結局、その日のうちに結論ができず、クラスが決まらないまま新年度初日を過ごすことに…
2日の朝にやっと担任発表…
結局は、教務主任が担任をもつことで決着…。私も6年生に決まりました…。
新年度はいつも不安がありますが、この時ほど不安と、何も進められないドキドキと、自分の力のなさと…いろんな思いが交錯した年はありません…。
皆さんは、新年度の事件簿、何かありますか?
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