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失敗する権利を与える!

小学校の先生で、2児の父、雄剛です。

最近、卒業関連の行事指導をする中で、失敗について考えさせられる場面がありました。その時に頭に浮かんだのは、少し前に読んでいた『コーチングが人を活かす』に書いてあった「失敗する権利を与える」という言葉でした。

皆さんは、子どもたちに失敗をさせますか?

私は、積極的に失敗をさせます。例えば行事。実行委員を動かすとします。実行委員には、最初にやるべきこと、考えるべき内容とポイント、そして期限を伝えます。あとは、任せる!

そうすると、まず失敗しますよね。
・話し合いが上手くいかなかった…
・期限に間に合わない…
・足りない部分がある…

そうなったら、なぜうまくいかなかったのか?どうすればうまくいったのかを考えさせます。その繰り返し。時間がかかります。先生が話し合いに付いて口を出したり、全てをお膳立てしてあげたほうが圧倒的に速いです。

でもここにはじっくり時間をかけるようにします。そうすると、子どもたちは少しずつ活動の進め方、考え方を身に付けていきます。今もっている子たちもそうでした。まずは、任せても話し合いが進まないところからスタートしました。でも今は、その積み重ねで「こういうことをやってほしい!任せていい?」と聞くと、「大丈夫です。」言ってくれます。言葉通り、しっかり形にしてくれるまで成長しました。

失敗する機会を奪うことは、成長を奪うこと!

最近、そんなふうに考えるようになりました。失敗から学ぶからこそ成長する。

失敗をマイナスイメージにしない!

大人はどうしても失敗=マイナスと捉えてしまいがち。私もそうです。だからこそ、子どものうちから失敗=プラスという考えを植え付けていきたいですね。そのためには…

①失敗を責めない
失敗した時に、大人がそれを責めると、マイナスイメージが植え付けられていきます。失敗したことは分析し、挑戦したことは褒めてプラスのフィードバックをしたいですね。ただし、積極的な失敗は!消極的な失敗には、厳しく対処します。

②失敗は、成功の過程であることを植え付ける!
エジソン、イチローさん、クリスティアーノロナウド…失敗を重ねたからこそ成功した例を浴びるほど語ってあげます。

③失敗させた先には、大きな達成感を用意する!
行事では、その過程でたくさん失敗させます。だけど、それは練習段階まで。本番は、その失敗があったからこそ成功できたんだ!ということを実感できるように導きます。ここは、絶対に外せません。最後の最後に失敗で終わったら、次に頑張る意欲に繋がりませんよね。

相手と自分を信頼してこそ、失敗させられる!

相手は失敗を乗り越えられる!自分は、失敗を乗り越えた先に大きな達成感を感じさせることができる!相手も、自分も信頼して、子どもたちが思い切り失敗できる機会を、成長できる機会をたくさん作ってあげたいですね!



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