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俺は、子どもにとって魅力的な先生じゃなくなったから辞める!
小学校の先生で、2児の父、雄剛です。
最近、ふと思い出したこと…
約20年前の初任時代にお世話になった先生の一言。
「俺は、子どもにとって魅力的な先生じゃなくなったから辞めるわ!」
その先生は、男性で、当時50代中盤くらいでした。多趣味で、話し上手で、子どもたちからも、保護者からも人気のある先生だったように覚えています。「退職までまだあと何年もあるのに、もったいない…。」周りからは、そんな声が聞こえてきました。
その先生曰く
「もう、子どもたちと一緒に遊べる体力・気力がなくなってきたんだ…。」
体力・気力の衰えが原因だったようです。
子どもたちと一緒に遊べる体力・気力がなくなったら、魅力的な先生ではなくなる?
もちろん、子どもたちと一緒に思い切り遊ぶ・楽しむコミュニケーションも魅力の1つ!若い先生は、この魅力を存分に使った方がいいですよね。こんな話を聞いたことがあります。
「ぼくの先生は、授業はあんまり上手ではないけれど、一緒に遊んで、思い切り楽しんでくれるから大好き!」
子どもたちにとって、魅力的な先生の条件の1つであることが伝わってきます。
でも、先生の魅力ってそれだけ?
そしたら、「明るくて、運動が得意な先生だけが魅力的な先生で、それ以外はダメ…」ということになってしまいますね。決して、そんなことはありません。話し下手だけど信頼される先生。運動は苦手だけど、音楽が得意で魅力的な先生。話が面白くて人気のある先生。知的好奇心を満たしてくれる先生。自分はあまり話さないけど、たくさん話を聞いてくれる先生。ちょっと怖いけど、頼りになる先生…。いろんな先生がいて、それぞれの子にとっての魅力的な先生がいる!
年齢によって働き方が変わる!
なるほどなと思った話。
「生物学的に人は加齢によって体力、気力が落ちていく。だから、年齢が進むほど、働ける時間が少なくなっていくのは明白。だからこそ、働ける時間が短くても、今と同じか、それ以上の価値を生み出す働き方にチェンジしなければいけない!」
これって先生にも通じますよね。体力、気力が落ちていくことは明白。なら、その体力、気力で、今と同じか、それ以上の魅力が生まれる働き方をしないといけない!
私のこれからの戦略は…?
私は体育が専門なので、まさに体力に頼った仕事の仕方をしてきました。ここで、体が動かない、子どもたちとも遊べない…となったら、何で子どもたちを引き付け、信頼してもらえばいいんでしょうか?
①授業力の向上!
特に体育!スペシャリストとして、指導ができる技術を磨く。「体育といえば雄剛先生だな」「この先生に教えてもらうと体育がすごい得意になるんだよね」と言ってもらえるような…。
②保護者の心をがっちりキャッチ!
その頃には、保護者が自分の子どもくらいの年齢になっているはず。だからこそ、積み重ねてきた先生としての経験と子育ての先輩としての経験で、保護者に安心感を与える?
③穏やかな学級経営経営
ゆったりとしつつも、要所をおさえる。のびのびとしたクラス。でも、いろんな人引き出しを生かして子どもたちのアイディアで溢れているクラス。
④授業準備や事務作業は徹底的に効率化して短時間で!
こういうふうに考えてみました。でも、これは今自分が思い描くものであって、どれも今の自分にはまだまだできないもの。魅力的な先生でいるためには、ここからの積み重ねが必要ですよね。よくよく考えると、今も子どもたちにとって魅力的と胸を張って言えるか?…と言われたら言葉に詰まりますが。
だからこそ、今から常に自分を磨いていかないと!
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