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ものさしの正しい使い方を知っていますか?

小学校の先生で、2児の父、雄剛です。

教員生活19年目。大体のことを経験してきたつもりですが、こんなことを知らずにこれまで子どもたちに向き合ってきたなんて…。私にとっては衝撃的でした。

長さを測って、線を引くのはものさしどっち側?

当然、目盛り側で長さを測り、そのままその長さの分だけ線を引いていきます。




ブーッ!これ、私も普通にやっていました。実はこれ、間違いなんです!

教科書には正しい線の引き方として、次のように書かれています。
①長さを測って引きたい場所に、ものさしの目盛りが付いた側を合わせる
②0と引きたい線の長さのところに印を付ける
③ものさしの目盛りが付いていない側で線を引く!

正しくは、目盛りのついていない側で引く!

理由は、目盛り汚れや摩耗を防ぐためだそうです。教員生活19年目、初めて知りました。これまで、子どもたちの前でも、黒板に線を引く時、当たり前に目盛りが付いた側で引いていました。知らないって怖いですね…。本当にそれが必要なのかという気持ちもありますが。

低学年をほとんど担任したことがない弊害…

私は、高学年を担任することが多く、恥ずかしながらほぼ低学年を担任したことがありません…。そうすると、こうやって、「低学年では常識!」ということを知らずに指導していることが多々あります。

絵の具の使い方にも決まりが…!

絵の具の使い方にも決まりがありますよね。1年生を初めて担任したときに、低学年の経験が豊富な先生に教えていただきました。

パレットには、小さな部屋、中くらいの部屋、大きな部屋がありますよね。何気なく使うはご法度!それぞれに役割があって、低学年では使い分けをけっこう厳しく教えられます。

水入れも同じ!それぞれに役割があって、「どれだっていいんじゃない?」と使うと怒られます。

鍵盤ハーモニカのルール!

鍵盤ハーモニカを習い始めるとき、必ず教えられること。それは、吹かない時は、歌口(くわえる部分)を必ず口から外し、根元の部分にはめること。そうすることで、指導するときに、ピーピー音が鳴ることを防ぎます。

これまでの自分は…

「今までなんて教えられてきたの?

  …じゃあ、そのやり方でやってご覧!」
そんなやり取りで、低学年で大切に指導されてきたことを、軽く扱ってしまうことも…。反省です。

恥ずかしながら、今年でやっと1〜6年まで全学年を経験することができました!

今回のことも含め、全学年経験したからこそ、見えてくる部分、大切にすべき部分がありました。

全学年を担任してこそ一人前。ここがスタートラインなのかも…と思っています。

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