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研究授業の準備が始まる!

小学校の先生で、2児の父、雄剛です。

今年度も、研究がスタートしました。どうすれば、もっと子どもたちにとって有益な授業を作ることができるのか…校内で、そして校外でも研究が行われます。よくXでは、「研究なんて働き方改革に逆行している!」「そもそも日常の業務をするのにも時間が足りないのに、時間外に研究の準備をするなんて間違っている!」…。そんな意見を目にします。確かに、負担であることは間違いないですね。でも、個人的には研究ってとても大切だと考えています。「自分の力量を高めること」、そして「若い世代を育てること」をしなければ、学校という組織は確実に先細りになっていってしまうからです。

以前勤務していた関東圏の市町村では、外部から人を呼んで行う研究会は、市内でも限られた指定校でのみ行われていました。今勤務している北国では、市内ほぼ全校で定期的に研究会が行われています。一人一人の授業力、そして研究のレベルの差は言うまでもありません。(もちろん、関東圏でも指定校は授業力、研究のレベルともにとても高いです。)やっぱりたくさんの目で見てもらい、意見をもらい、試行錯誤して自分の力を磨いた人が力を付けていく…。そして、子どもたちの幸せにもつながる…。(研究が忙しすぎてクラスが疎かになるのは本末転倒ですが)

今年度の研究では、一緒に学年を組んでいる若手の先生が全校研。私は、同じ授業を先行実践して、本番のイメージ作り、そして改善点の洗い出しの役割になっています。本番は9月。少しずつ準備が始まりました。

XとYの法則

私は、島田紳助さんの「XとYの法則」のお話が好きです。

漫才師として売れるには
 X…自分になにができるのか、自分の強み
 Y…漫才のトレンド、流行の変遷
この2つをじっくり知る必要がある。これも知らずに、売れたとしても、たまたまで一発屋で終わってしまう。

研究授業のXとY!

X…自分のキャラクター、強み
Y…授業のトレンド、大切にすることの変遷
   例えば、個別最適、対話など

私も研究授業のときには、準備段階で徹底的にこれを検討します。

まずはやる単元の指導案を片っ端から20から30個見て、トレンドを知り、今求められているものを明確にします。今で言うと、個別最適な学びをどういう形で設定しているのか…?協働的な学びの場をどう設定しているのか…?ICTを有効に活用できる場はあるのか…?校内の研究テーマに適したものはどれか…?これがYですね。

それから、自分にしっくりくるもの、理想に近いものを選び、やっと指導案作りに入ります。どんなにすばらしい指導案でも、自分のキャラクターに合わなかったり、強みを生かせないものでは、いい授業になりませんから…。これがX!

今、若手の先生が叩き台の指導案を作ってくれています。時間がない中、2週間ほどで形を作ってきてくれました。えらいなぁと思います。ただ、市から出ている活動例を写しただけ…。XとYを意識できれば、もっと授業についての考えが深まるのになぁ。こんなことも、自分が取り組む姿勢を通して伝えられたらいいなぁと思っています。

皆さんは、研究授業への取り組み方で、意識していることはありますか?おすすめがあれば、ぜひ教えてください。

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