見出し画像

学年内教科担当のメリット、デメリット…

小学校の先生で、2児の父、雄剛です。

運動会が終わり、ほっと一息…。そんな今の懸案事項…

「運動会後に学年内でお互いがどちらのクラスにも関われる学年内教科担当を導入するかどうか?」

今、隣のクラスが大変そうです。私のクラスもなかなか話を聞けませんが、やっと少しずつ希望の光が見えてきました。(運動会の練習で外に行ったら全くでしたが…)隣のクラスの子は、様子を見ているとどうやら話が聞けなかった4月から大きく変わることなくここまで来てしまったよう…

学年内教科担当が突破口?

今、いろいろな方法を模索していますが、その1つが学年内教科担当。そうすることで、お互いのクラスを行き来して、学年として若い先生を、そして子どもたちを支えていく。…と考えているのですが、どうしても一歩踏み出せません。その理由は、この方法には、メリットがある一方で、デメリットも予想されるから…。

メリットは?

①学年として、子どもたちを支えることができる!
学年として取り組む行事があると、クラスの枠を飛び越えていろんなクラスの子と関わることができるのですが、行事が終わるとどうしても関わりが少なくなります。そこで、学年内教科担当制にすることで、お互いのクラスを行き来する機会ができ、関わりが増えます。そうすると、何かあった時も、関わりが少ない先生が指導するより、普段から関わっている先生が指導した方が指導の効果が高まりますよね。

②若い先生を支えることができる!
自分の若い頃を思い出すと、「学級経営でおさえるべきところが分かっていなかったなあ…」と思います。授業を受ける時の話の聴き方、発言の仕方、ノート指導など…。お互いにクラスを行き来する機会があれば、経験のある先生が直接子どもたちを指導することができますよね。そうすることで、若い先生のクラス作りに参加することができます。また、若い先生が、経験のある先生のクラスに入ることで、落ち着いた環境での授業を体験できる…。そうすることで、自分のクラスとどこが違い、何を指導していくべきかが見えてきますよね。

③授業準備の負担が減る!
同じ授業を複数回できることにより、準備の時間が減ります。そして、1回目の授業を受けて、修正して2回目に…。そんなことができるのは、若い先生にとってはメリットではないでしょうか?

一方で、デメリットも…

①先生の格差で、余計に乱れる?
経験のある先生が、ある程度厳しくマナーやルールを徹底したとして、若い先生が優しい先生だったら…?厳しい先生の時だけ大人しくして、優しい担任の先生が戻ってきたら、緊張から解き放たれてしまう…。それは一番最悪のパターンですね。

②どんな教科を交換するのか?本当にその教科を交換していいの?
中学年以上であれば、教科も多いのですが、低学年はそうはいきません。国語、算数、生活、体育、音楽、図工をどう交換するか?国語、算数は柱となる教科だし、評価のこともあるからここは担任がするべき!そうなると、必然的に技能教科を交換することに。よくあるのは、体育が苦手な先生がいるから、体育を交換する…。でも、体育って、子どもにとっては楽しい教科だし、学級経営がもろに出る教科…。ここを人任せにすると、逆に首を絞める結果になるように思うのですが…。図工も、しっかり指導すると、子どもたちの満足感が変わるから、先生との信頼関係を作るのにはとても大事な教科だと思うんだよなぁ…。そんなことを考えると、小学校段階では、どの教科も学級経営上大切なんだよなぁと思ったり。

そもそも技能教科を交換して、週に2~3時間程度教室に入ったからといって、隣の教室が変わるのか…?

そんなメリット、デメリットをぐるぐる考えて、思案中です。何人かの先生に相談しているのですが、同じようにメリット、デメリットを考えて「ん~~。どっちをとるかなんだよな~。」で話はなかなか進まず…。

個人的には、学年内教科担任制を導入することにもメリット、デメリットがあるとは思うけど、何もしないことはデメリットしかないような…。そう考えると、少しでもメリットがあるなら挑戦すべきかなとも思っています。あとは、隣のクラスの先生と、実際に話して決めていくしかないのかな…?皆さんなら、隣のクラスが大変な時、どうしますか?学年内教科担任制を導入しますか?ぜひ、アドバイスをもらえたら嬉しいです。

この記事が参加している募集

#創作大賞2024

書いてみる

締切:

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?