見出し画像

どう聴くかによって変わってくる。

小学校の先生で、2児の父、雄剛です。

「お母さん、子どもがちゃんとやっているか不安だから、子どもに聴く時『今日大丈夫だった?嫌なことなかった?』とか聴いてない?

だめよ、そんな聴き方したら。そうやって大好きなお母さんが聴いたら、それに当てはまるようなことを探しちゃうんだから。まだ入学して不安な気持ちも強いんだからそりゃいろいろあるよ。

そんなときこそ、お母さんがどっしり構えて『楽しいことあった?』『何を頑張ったの?』って前向きに聴かなきゃ!そして、出てきたことを思い切り褒めてあげるのよ。」

入学式から一週間。なかなか子どもが学校に馴染めず、不安になったお母さんに対してベテランの先生が話していた言葉です。

これって、すごいなぁと思います。どう聴くかによって、相手の反応は全く変わってきますよね。


先生は保護者の話をどう聴いているかな?

昔、先輩から教えてもらった話。

保護者からクレームがきた時、二種類の先生がいる。

①どうやったらこの事態を収束させられるかを考えて聴く先生

おそらくこういうふうに考える先生もいるのではないでしょうか?私もそうですが、突然クレームがくると動揺して、とりあえずその場を取り繕ってしまう傾向があります。どうやったら保護者が納得して、引っ込んでくれるかを一生懸命考えながら、話を聴く。

②保護者と一緒に子どもの問題を解決しようと聴く先生

「クレームをどう収めるか」ではなく、「保護者とともに子どもの困りをどう解決するか」を考えながら聴く。こういうふうに聴くと、クレームを言ってきた保護者は敵ではなく、同じ問題に立ち向かう同士になります。

どちらが保護者の本当の信頼を得て、より良い学級経営につなげていけるかは明らかですよね。


どう聴くかによって、相手の反応は変わってくる。当たり前にしている『聴く』という行為ですが、改めて意識をもって聞いていきたいなぁと思いました。

皆さんは、意識をもって聴いていますか?



この記事が参加している募集

仕事のコツ

with 日本経済新聞

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?