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プロだからこそ…

小学校の先生で、2児の父、雄剛です。

卒業まであと20日を切りました。先日、新1年生の入学説明会も行われ、年度の終わりとともに、新年度が少しずつ視野に入ってきています。そこで話題になるのは、「新年度はどこの学年、どこのクラスに配置されるのだろう?」という人事について。

プロとして校長先生に一任する!

これまではそういう心持ちでいました。プロである以上は、どこの学年、どこのクラスであっても必要とされれば断らない。それがどんなに大変であっても…。

そんな私も、一度だけ断ったことがあります。大変な学年を5年で打診されました。それまでいろいろなトラブルがあったクラス。大変な年になるのは目に見えていました。案の定、いじめ問題や様々なトラブルが続き、お隣のクラスは崩壊状態…。自分のクラスはトラブルをかかえながらもなんとか持ちこたえていました。そんな状態で持ち上がりの打診…。迷いに迷ったあげく、断りました。決定打になったのは、一部の保護者との関係が崩れたことでした。このことを、今でも悔やんでいます。もっとできたのではないか?それまでどんなに大変なクラスでも逃げずに戦ってきたのに、自分は逃げてしまったのか?プロとして失格なのか?どうしても自分を責めてしまいます。

プロのあり方で思い出すこと…



みなさん、『あぶさん(水島新司)』を知っていますか?酒を飲みながらバッターボックスに立つプロ野球選手の話です。この中で、あぶさんが球団から提示された条件にサインをしない話があるんです。行きつけの飲み屋の親父は「それでこそプロだ!お前に足りない部分はそういうところだ!球団に言われるまま、納得してサインするなんてプロじゃない。自分の力と適性をしっかりアピールして、球団に要求してこそ本物のプロだ!」(ちょっとうろ覚えです…)と言います。

最近、これも一理あるなと思うようになりました。自分の力と適性を自分で見極め、できないものはできない。ここならしっかり力を最大限に発揮できる!そういう責任をもつこともプロの仕事なのかなと…。

もう少しで人事異動の内示が出て、新年度の打診がある時期…

皆さんは、一任?それとも希望を出しますか?また、どちらのあり方がプロだと思いますか?ぜひご意見聞かせてもらえたら嬉しいです。

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