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プリキュアに学ぶ繰り返しの大切さ

小学校の先生で、2児の父、雄剛です。

私の子どもは2人とも女の子。例に漏れず、プリキュアが大好きで育ちました。毎週録画して何度も観たし、プリキュアグッズもたくさん買いました。映画も年に2回、必ず観に行ったなぁ。今となっては、娘たちとのいい思い出です。…というか、まだまだ現在進行形。下の娘は、まだプリキュアを観ています。

プリキュアって結局、設定が変わるだけでやっていることは一緒!

10年近く見守り続けているので、だいたいのパターンが見えてきます。プリキュアは1年周期で変わります。2月で設定が変わり、そこから1年を通して季節のイベントに合わせながらお話が進んでいきます。主人公がプリキュアになり、1人ずつ増えていく…。そして、お供の可愛いキャラクターたち。2月に新しいプリキュアのお披露目映画、秋にはこれまでのプリキュアも大集合する映画が。パターンは常に一緒。

結局、パターンは一緒なのになぜ惹きつけられるのか?

その秘訣は、魅力的なキャラクターももちろん重要ですが、それ以上に鉄板パターンを繰り返す安心感にあるのではないでしょうか?

ドラえもんも、アンパンマンも、そして時代劇も、同じパターンの繰り返し。

ドラえもんは、のび太くんが困る。ドラえもんの道具が登場。のび太くんが助けられるけど、調子に乗りすぎて失敗…のくり返し。変わるのは、道具だけ。

アンパンマンは、バイキンマンがいたずら。アンパンマンの仲間が困る…。アンパンマン登場。バイキンマンをやっつける。変わるのは、仲間のキャラクターだけ。

時代劇も、水戸黄門なら悪いやつが出てくる。正体隠して戦う。最後は印籠登場。ハハー。丸く収まるの繰り返し。変わるのは、悪役だけ。

定番がやっぱり心地良い!

これ、授業も一緒ですよね。子どもたちって、定番の授業がやっぱり安心できるんです。いつものパターンで進めると、おそらく見通しがもてるんでしょうね。「先生、次はこれをやるんだよね!」「あとはまとめを書くんだよね。」そんなことを言いながら、どんどん進めていきます。

一方で、授業参観や研究授業に向けて、急に違うパターンにしたときに、戸惑う子どもたち…。いつもより盛り上げようと思って一工夫したのに、逆効果に…。あるあるですよね。

定番を繰り返して、安心して取り組める大切さ。その定番の質を上げることの大切さ。

心地良い定番パターンはすぐにはできません。子どもたちと一緒に、毎日毎日時間を掛けて、作り上げるもの。大切に作っていきたいですね。

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