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自分がコントロールできることに集中する!

小学校の先生で、2児の父、雄剛です。

『サイコロジー・オブ・マネー(モーガン・ハウセル)』。お金との向き合い方を教えてくれる本ですが、仕事にも繋がる大切なことが学べる本だなぁと思います。

物事がうまくいっている時は慎重に、うまくいっていない時には寛容に

なぜなら、物事は見かけほどよくも悪くもないからだ

運とリスクの存在を認めれば、自分のコントロールできることに集中しやすくなる

『サイコロジー・オブ・マネー(モーガン・ハウセル)』

物事がうまくいっている時ほど慎重に、うまくいっていないほど寛容に…

これは基本的には株式の話です。株値がどんどん上がっている好調な時ほど、勢いに乗って人はリスクを冒しがち。でも、ずっと好調ばかりは続かないから、リスクを取りすぎると急な下落で痛い目に遭う…。逆もまた然り。下落局面で、リスクを避けようと株を売ってしまうと、その後の上昇局面を逃して、ただの損だけで終わってしまう…。そこをコントロールすることが大切。

これって、学校現場にも通じますよね。「学級経営がうまくいっている!」と油断している時ほど、その裏で根底を揺るがすような芽が出ていることも…。例えば、いじめ問題や学級への不満、学習への意欲の低下など。担任が好調と油断しているその隙で進行し、気づいた時には大きな問題に発展することも少なくありません。これは、私も経験があります。逆もまた然り。学級経営がうまくいっていない場面で、それから逃れようとすれば、下落の状況は悪化の一途。まさに好調な時ほど慎重に、よくない時ほど寛容に。

物事は見かけほどよくも、悪くもない…

人は、物事に意味を付けようとしますよね。例えば、お正月。でも、これって人が意味を付けているだけで、本当はなんの変哲もないただの1日。人が意味を持たせて、勝手に特別な1日にしているんです。

学校で起こることも一緒。起きたことの事実は変わらないけれども、それを見る人の心の状況や考え方、捉え方で意味を付け加えている。特に、クラスや子どもたちとの関係が、良好か、そうでないかによって、見方に大きな影響が出ますよね。フラットな目で見ていかないと、判断を誤るなぁと思います。

運とリスクを認めれば、自分のコントロールできることに集中しやすくなるなる。

自分以外のことはコントロールできない…。まずは、この事実受け入れないといけないなと思います。クラスが上手くいかない…。なかなか言うことを聞いてくれない…。もっと勉強(スポーツ、音楽…)ができるようにしてあげたいのに、結果が出ない…。自分以外の人は、そんな簡単に変えることなんてできないですよね。

馬を水場には連れて行けても、水を飲ませることはできない

だったら、もう自分にできることを全力でやるしかない。そして、その先の結果は、相手の問題。そこは、悩んでも仕方ない部分。変わらなければ、また別の手立てを考えてやってみるだけ。

お金との向き合い方と、仕事との向かい方って、すごく共通点があって、面白いですね。





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