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誰にも負けない長所なんてない!

小学校の先生で、2児の父、雄剛です。

最近、副業や起業に関心があります。まだ公務員は副業を制限されているので、実際にはできないのですが、小学校の教員とは違う世界を知りたくて、そして副業が解禁になったその時に備えて、いろんな書籍や動画を見て学んでいます。

「もし副業が解禁になったら、自分にどんなことができるのだろうか?」

自分の好きなことをする?
自分の好きなことといえば、「筋トレ」「サーフィン」「ロードバイク」「ウォーキング」…運動系が多いですね。ただ、これってどれも素人に毛が生えた程度で、上には上がいるから自分なんかのレベルでは厳しい…。

自分の経験を生かす?
高校の体育の教員、小学校の教員を合わせて20年やってきました。その経験を生かしたら、誰かの役に立てるかな?でも、これも上には上がいる…。自分より素晴らしい実践をしている人は山ほどいる…自分のレベルで人の役に立てるのか…

自分の得意分野を生かす?
私は体育を特に力を入れて取り組んできました。その経験を生かして、子どもたちにスポーツを教える?でも、これだって上には上がいる…。もっと専門的に体育や特定の種目に精通した人は山ほどいる…

上には上がいる…。そう考えると、自分の長所なんて恥ずかしくて人に言えない…。自分には何もない…。

確かに、長所を「誰にも負けない部分」と捉えてしまうと、長所をもっている人なんて、ほぼいなくなってしまいます。

例えば、野球。野球で誰にも負けないといったら、大谷選手くらいでしょうか?大谷選手以外は、長所ではない!だから野球を語る資格はない…?

これって、ちょっとおかしいですよね。

「周りの人よりもちょっとできる!」「周りの人に褒められる!」は立派な長所!

身の回りの人からしたら、身近に自分よりできる人がいたら、尊敬し、「教えて!」ってなりますよね。

大谷選手に高度な技術アドバイスをもらうより、自分よりちょっと先を行く人にアドバイスを貰った方が、気持ちも分かるし、より身近なアドバイスをもらうことができます。

「周りよりちょっとできる!」「周り人に褒められる!」くらいのレベルでも、十分に必要とされ、長所と言えるんです!

小学生にアンケート!「あなたに長所はありますか?」

高学年の子に聞いてみると、どれくらい「はい」と答えると思いますか?

以前に担任した子たちは、わずか3分の1くらいでした。なくはないけど、自信をもって長所…と言われるとそうは言い切れないというのが現実のようです。でも、1人1人見ていくと、それぞれにいいところがあるんです!

「長所=誰にも負けない部分」の弊害…

大人だって、そう思って悩むんだから、子どもだってそういう意識になりますよね。はっきり言って、誰にも負けない長所なんてない!

でも、長所なんて、「周りよりちょっとできる!」「周りに褒められたことがある!」くらいでOK!それくらいでも、十分に周りの人に認められ、必要とされる!

そんなふうに思えれば、自分を認めてあげられるし、自己肯定感も上がるはず。子どもたちにも、自分にもそんな気持ちをもてるような関わりをしていきたいなぁと思っています。




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