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先生がいつもイライラしているから、学校に行きたくない…
小学校の先生で、2児の父、雄剛です。
娘からの一言…。
「先生がいつもイライラ、ピリピリしているから学校に行きたくない…。」
これを聞いて真っ先に思ったことは…。
自分も先生という立場で、こう思われているんじゃないか…?
娘には申し訳ないけれど、それが真っ先に浮かんでしまいました。
娘のクラスもなかなか大変なクラス…
1年生の頃から時々、授業参観に参加しています。正直、なかなか大変なクラスです。グレーゾーンっぽい子がいて、やりたい放題。授業中でも好き放題喋り、動き回る。先生に対しても下に見て、ひどい態度…。それにつられてか、元気のいい男の子たちもやりたい放題。先生の指示が通っていない状況でした。そのためか、真面目そうな雰囲気の子たちはあからさまに不満の溜まった表情…。クラス替えはあっても、相変わらずでした。
娘の不満を、先生の立場から見ていくと…
いつもイライラ、カリカリ…
⇒それは男の子があの状況では、それはイライラ、カリカリもするよ。
先生に話しかけたり、相談したりしようとしても、「ちょっと待って!」と言われて全然話を聞いてくれない…
⇒先生も必死に頑張っているんだよ。話しかけられているときに、別の子が割り込んで入って話し始めたりしたら、「ちょっと待って!順番!」っていうことはよくあるよ。
授業がよくわからない…
⇒ちゃんと聞ける体制が整ってないなんだから、それは先生のせいだけではないんじゃない?
全て先生の肩をもつ見解に…
でも、もしかしたら先生の当たり前は、子どもたちには何も伝わっていないのかも…
先生として経験を積んできた自分たちには当たり前のことが、子どもたちにはわからない…。
どんな状態が良いクラスなのか…
どんなクラスを目指そうとしているのか…
話を聴く体制がどれほど大事か…
その体制が整わなければ、授業が成り立たない…
よい授業とは…
安心して暮らせるクラスとは…
どこに向けて日々戦っているのか…
先生が、子どもたちのためにと思って、必死に戦って、あがいても、子どもたちが目指すべき姿を共有していなければ、ただただ先生はイライラ、カリカリしているだけ…学校が楽しくない…となってしまいますよね。
自分も反省…
今年のクラスは、今でこそ少しずつ落ち着いてきましたが、なかなか話が聞けないクラスで、始めの方は授業が成り立たないことも…。それをなんとかしようと、けっこう厳しく関わってきました。自分は、子どもたちが落ち着いて学習できる環境を作ってあげたい。そうすることで、わかった喜びやできた達成感を味わえるようにしてあげたい!そんな想いで必死にやってきました。
でも、その想いが子どもたちに届いていなかったら…
ただの厳しい先生…。先生、怖い…。学校に行きたくない…。
となってしまいますよね。
子どもたちと目指すべき姿を共有できているか?
何を目指して、厳しい対応になっているのか?
先生が、どんなことに課題意識をもち、なんとかしようと戦っているのか?
それを子どもたちに伝え、共有することがとても大事なんだなということを痛感させられる出来事でした。
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