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風俗店待合室に見た超高齢化

3カ月ぶりの定期健診

 初めての中折れを経験したのが去年12月。そしてベテランキャストのおかげでなんとか2回戦を達成した今年2月。それからおよそ3カ月が過ぎた5月某日、定期健診でたびたびお世話になっている神戸福原の風俗店を訪れた。本当は毎月、定期健診をこなしたいのだがこの半年間は気分が上向かず悶々とした日々を過ごしてきた。仕事上、環境の変化があり多忙な毎日だったが体調も戻りようやく健診をと思えるようになったのだ。アラフィフになって突然、自分の男性機能を確かめたくなり風俗店に通い始めて約2年半。妻子持ちの私としては決して他言できるようなことではないのだが、自分の体、健康のこと、そこから派生して生き方のことなどを振り返るとともに人生の行く末を考える契機となっている。私の人生とっては必要なことだと言い聞かせ罪悪感を抑え込んでいる。

9人目のキャスト

 今回の店舗は私がお世話になっている店の一つでキャストの数が多いことで知られる。その数なんと200人というから驚きだ。キャストにもランクがあり顧客の支持を集めるとランクが上がっていくシステムとなっている。だが当然、ランクの高いキャストは人気でなかなか予約が取りづらい。私はランクの高いキャストにも入ったことがあるがどちらかというと年齢は高め、ルックスは良くプレイもこなれていて安定感があった。逆にランクの低いキャストは比較的若くフレッシュな印象、経験値は少ないような印象だ。今回は通常ランクのキャスト「K」さんにお願いすることにした。定期健診を始めてから9人目のキャストになる。「K」さんはGカップの胸まで届きそうなロングの黒髪が印象的な20代後半とみられるキャスト。人懐っこい笑顔で会った瞬間打ち解けられる感じで会話もこなれている。入店歴は浅いようだがある程度の風俗勤務経験がありそうだった。若すぎるキャストよりもある程度経験がある方が安心感がある。正直、ルックスや年齢はあまり気にしない。大切なのは相性だということは定期健診を通じて学んだことだ。

やはり風俗は福祉だ

 定期健診では以下の4つを確認することにしている。

硬さ
放出量
回復力
2回戦の有無

 今回は65分でのプレイなので、回復力と2回戦の確認事項は無し。部屋に案内され体を洗ってもらいながら他愛もない会話をして早速、プレイが始まった。やはり3カ月ぶりともなると体の反応も良い。風呂場ですぐに硬くなりその後ベットに移動してからお口での奉仕で臨戦態勢が整った。そのまま上になってもらい無事に1回戦を終えることができた。キャストに聞くと硬さは十分だそうで、騎乗位ができること自体が硬い証拠なのだという。硬さが十分でないと膣圧に負けて騎乗位、後背位はできないのだそう。

「このくらいの硬さなら60歳くらいまでは大丈夫じゃない?」

 キャストはそう言って自信を持たせてくれた、セールストークも含まれていると思いながら。このキャスト曰くこれまでのお相手で最高年齢は72歳なのだそう。その日の体調によって挿入できないこともあるそうなのだが騎乗位はできないものの硬さは十分にあるんだとか。私も見習いたい。今回、この店の待合室には私以外に5人がいたがいずれも私より年上とみられる同志だった。年齢は65歳以上の高齢者か。この日たまたまかも知れないが若いキャストが多い店舗とは裏腹の客層で超高齢化社会の風俗店の在り方を垣間見たような気がした。風俗店はやはり男の定期健診、福祉の役割を担っているという思いを強くした。

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