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歴史にまつわる話し

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歴史にあれこれをやわらかくゆるい感じで書いています。中世や近世が中心ですが少しずつジャンルを増やしていければと、思います。
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#読書の秋2022

『殺しの四人 仕掛人・藤枝梅安』を読んで

『殺しの四人 仕掛人・藤枝梅安』を読んで

 🟧きっかけ

 雑誌『サライ』に、時代小説の特集で、司馬遼太郎さんと池波正太郎さんにスポットがあたっていました。
 両者とも好きな作家でしたので、雑誌を購入して記事を読んでみました。
 池波正太郎さんの代表作・鬼平こと『鬼平犯科帳』のシリーズは、随分と拝読いたしましたが、『仕掛人・藤枝梅安』シリーズは読んだことが無かったために、丸善ジュンク堂書店に足が向いてしまいました😅

 雑誌の記事を読

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『ペリー日本遠征随行記』を読んで

『ペリー日本遠征随行記』を読んで

📖講談社学術文庫 刊

サミュエル・ウェルズ・ウィリアムズ著

◇衝動買いの代償
 ペリー提督の日本遠征記に興味があった私は、丸善で並んでいたので、衝動買いしてしまいました。

 🇺🇸ペリー提督は、言わずと知れた浦賀沖に黒船4艘を伴い、永い鎖国政策にあった🇯🇵日本を開国させた張本人です。

 教科書にも載る幕末の大事件でした。

  浦賀での外交交渉の後、函館・下田の二港を開港すると言う

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『歴史のなかの天文』

『歴史のなかの天文』

ー星と曆のエピソードー 斉藤 国治 著

 雄山閣 刊 平成29年6月26日 初版

 江戸近世に入ってからの天文や曆に関する研究は、渋川春海(江戸初期の天文学者・安井算哲)のご尽力により、いくつかの書物を見受けられます。

 江戸近世の天文学者・安井算哲については冲方丁さんの代表作『天地明察』をご高覧ください。岡田准一さん・宮崎あおいさん共演で、🎞映画化もされましたね。

 今日ご紹介した

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