超実践者から学ぶ!自分だけのブランドづくり
どうも、BPLの川本です。今日は商工会議所青年部の一員として、廿日市市にある株式会社イワタ木工に伺いました。代表の岩田さんに今回、11月30日に実施するセミナーの講師依頼ならびに内容のご説明で、会社へ伺わせていただきました。セミナーでもお話があるかもしれませんが、そこでされたお話が参考になることばかりだったので、シェアします。
勇気を持って、値上げをすることでブランドの価値は作ることができる
イワタ木工は、地元では有名な木工メーカーさんです。イワタ木工の商品で有名なものに、“けん玉”があります。かなりこだわりのデザインで、値段も1万円以上するものもあります。ただ、最初からそうだったかというと、そんなわけではないみたいです。
けん玉は普通、1200円ぐらいで、おもちゃ屋さんに卸す商品は市場に多くあるみたいです。ただ、1万円のけん玉の場合、普通のおもちゃ屋さんに置いても買ってもらえません。だから、あえてそういった場所にはおかず、価値を届けることができる場所を模索してきたそうです。
“値上げ”って、やることによる効果は理解していても、なかなか踏み切れない企業さんもたくさんあります。僕自身もそうです。単価を上げると色々な方からのご意見がありますし、売上が一時的に落ちたりすることもあります。言葉にすると、たった3文字ではありますが、売上が落ちてしまう可能性も加味すると結構、勇気のいることだったりします。
ただ、勇気をもって値上げをして、価値を伝える努力した企業こそが、生き残っている企業だということも、お話で気づかせていただきました。
価値を高める工夫とは?
ブランドとは、単にいいものを作れば、価値があがるわけではありません。いい商品を作ることはもちろん大事ですが、いかに伝えるか?・魅せるか?も同じくらい大切なことです。そういった観点では、有名なブランドづくりの事例で、エルメスがあります。
エルメスは、職人の手作業で徹底的な製品クオリティを追求しています。生産スピードは落ちますが、だからこそ価値がうまれます。また、エルメスは派手な宣伝活動は行わず、自分たちのクラフトマンシップを美術品や芸術品として扱い、価値を高めています。
僕が地域で見てきて、ブランドづくりをがんばっている企業さんは、どの企業も商品を素敵に魅せるショールームを作っていたり、世界観を伝えるような魅せ方があります。イワタ木工の岩田さんのお話しを聞いて、いくらで売るか価格を決めて、その価値があることを信じ、貫くことこそ、大切なことだと感じました。
(参考記事)
ブランドづくりは自分にとって楽しい仕事をするためにある
ブランドを作り、価値を高めるためには、予算が必要です。うちのような小規模事業者は、大手のような薄利多売ができないからこそ、高付加価値の商品を生み出していかないと、忙しいばかりになってしまいます。
例えば、10万の売上を出すために、1万の商品であれば10個でいいですが、1000円の商品であれば、100個売る必要があります。顧客を100人集めるのは、労力もコストもかかります。同じ利益を出すのであれば、前者の方が時間は短くてすみます。
ブランド価値を高めることは、未来に対する投資をする行為です。最初はしんどいかもしれませんが、お金・時間をかけることで少しずつ育てていくことの大切さを、改めて感じました。
僕自身も常に面白い挑戦をし続ける環境を作りたいと思っているからこそ、しっかりとブランドを育てていこうと、改めて考えるキッカケになりました。値段を決めることって、本当に難しいけど、やりがいがある仕事!
これは話の一部紹介ではありますが・・・
こんな、ブランドづくりの面白い話を聞く機会が、広島県廿日市市であります。この方々のお話はなかなか聞けないと思ってます♪
ぜひよかったら、11月30日に足を運んでいただけると嬉しいです。
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