【歌詞の話】桜 super love/サニーデイ・サービス

きみがいないことは きみがいることだなあ

桜 super love/サニーデイ・サービス

この歌詞を知ったとき、ツーと涙が落ちた。
敢えて言葉を補うとすればおそらく

「きみが(この世界に)いないこと(に気づけているということ)は きみが(私の心の中に)いることだなあ」

という感じなのかなと勝手に思っている。
このたった19文字に救われる人は多いのではないだろうか
私もそのひとり。
私は時々、両親がいつかこの世からいなくなってしまうことを考えて泣いてしまうことがある。
オチのないその思考にこの歌詞がストレートに刺さる。

そっか、いないと気づけたということは紛れもなく「その人がここにいた事実」の裏付けであり、心の中には居続けているんだな〜と
ちなみにこの歌詞の後も素敵なんだよね

「きみがいないことは きみがいることだなあ
桜 花びら舞い散れ あのひとつれてこい」

日本人だから生み出せる歌詞なのかもしれないと思った
春という出会いと別れの季節 桜という春を象徴する花
素敵だなって。

ちなみにこの前私の大好きな猫戦というバンドがカバーを出して私の中で再ブームが起こっています。
聴きすぎてたらいつの間にか春終わってたし、桜の木も緑になってた

大切な人に会えなくなってしまったとき、救いの言葉になる歌詞だと思った
ポップな曲調に包み込むような歌声と楽器隊が心の寂しさを明るみに連れ出してくれるような
そんな曲


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