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【2023年】9月のサピックスオープンを受けて

 今年も、日能研・四谷大塚の模試である程度の成績を上げてくれている子には、サピックスオープンを受けに行ってもらっています。やはり、上位の学校の受験を考えるには、SAPIXという母集団の中での位置付けを知ることは重要なので。

 さて、改めてSAPIXの模試を受けてみて感じたことですが、それは「日能研・四谷大塚の偏差値55を超えるより、SAPIXの偏差値45を超える方が大変」という感覚です。さらに言えば「SAPIXの偏差値50を超えるよりも、日能研・四谷大塚の偏差値60を超える方が簡単」と感じております。それくらい、SAPIXと日能研・四谷大塚の母集団には実力差があると感じております。また、問題の難易度にも差があるようです。
 日能研・四谷大塚の偏差値50~60の層を突き破る努力量とSAPIXの偏差値40~50の層を突き破る努力量の差は、決定的に違うという実感がありあす。

 その意味で、SAPIXの偏差値40を超えられる子は、そこから日能研・四谷大塚の模試を扱っている学習塾に転塾する必要は無いように思われます。
 それは、SAPIXの罪作りなところです。「偏差値40台」などという数字を見せられると、高学歴のご両親は不安になってしまうようです。それもそのはず、人生で一度も見たことが数字なのでしょう。しかし、SAPIXという母集団と難易度で算出される数字は、他の偏差値とは次元が違います。SAPIXの偏差値40は、世の中では相当優秀です。決して悲観する必要がありません。自信を持って良い数字です。

 もし今の偏差値の捉え方に不安のある方がいらっしゃいましたら、お気軽に学習相談をご利用ください。


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