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中学受験について @ 保護者様の声

今回は、通塾中の 6 年生の保護者様にお書きいただいた文章を記事にさせていただきました。
執筆いただき、ありがとうございます。

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「私立中学受験の勉強を始めさせる前と後で変わった私立中学受験の印象」

T 君のお母様

子供の成長にとって、友達と遊ぶ時間が重要だと考えていたので、早い学年からみっちり塾通いをして私立受験の準備をする小学生の姿に、違和感を感じていました。
そもそも、私立受験には、小学校で学ぶ以上の知識が求められ、それをどれだけ詰め込めるかが勝負という印象がありました。
なので、息子が中学受験をしたいと言い始めた 5 年生の夏に、都立中高一貫校なら、受検させても良いかなと考えました。
出題範囲が、小学校で学習した範囲と聞いていたからです。

6 年生になり、私立中学も併願することにして、私立向けの勉強も始めました。そして驚いたのは、意外にも息子が勉強を楽しんで通塾していることです。特に社会科は、知識の詰め込みをせず、歴史を学ぶ楽しさを中心にしてくださっている先生のおかげと思います。息子にとって苦手な国語の長文問題や、算数の難問は大きな課題ですが、徐々に前向きに取り組む姿勢が身についてきているのを感じます。

塾の先生からは、「子供が自ら学ぶ姿勢を身につけることが、中学受験の一番の成果」と教えていただき、なるほどと思いました。問われていることと向き合い、解こうと挑む(よく考える)ことこそ受験勉強だとわかり、今では、私立受験も、都立受検も、根本は変わりないと実感しています。そして「自ら考える」ために必要な知識を、学習指導要領の範囲に限らず頭に入れる必要性も、理解できました。

新型コロナウイルスの影響で、外出や友達との外遊びもままならない状況が続いています。放っておけば、息子はゲームばかりして時間を無駄に過ごしていたのではと思います。受験という目標があって、初めて勉強の楽しさや辛さも経験している息子を見て、6 年生で始めた私立中学の受験勉強が、人としての成長にも役立つのではと期待しています。

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