鬼速PDCA

PDCAという言葉は社会人になってよく耳にする言葉ですが、理解は曖昧で何をしたらいいかよく分からず正直言葉のみを覚えているという状態でした。

今回この本を読んで具体的に何をすべきかということが頭で理解することができました。

著者はこのPDCAの概念を常に意識しているそうで、成功されたのだとか。

まず、PDCA自体を一般の方達は軽視しているとの事。

日進月歩で進むビジネススキルにおいてPDCAは古い考え方だと思われているが、基盤になるスキルでコモディティ化することはないとの事。

さらにこのPDCAというスキルを簡単だと思っている人が実に多い。

PDCAを簡単だと語る人たちは本気でPDCAを回したことがない人たちだと著者は言う。

ひとつPDCAを回せば、さらにその中で小さなPDCAが回り始め、その上位の大きなPDCAを意識する事で目標に大きく近づく。

具体的に説明していくとまず、P(計画)はより具体的に設定をしたほうが良い。
PDCAにおける重要性ではこのPが5割を占めると言う。

その計画が定まったのちにD(実行)。

個人的には計画も重要だと思うがこのDも重要視する必要があると思う。

多くの人は計画こそするものの、実行に移る人が多いからだ。

さらにはC(検証)はかなり精密な検証が必要となる。

計画して実行したものの方向性自体はおそらく計画の時点で大まかに決まってはいるが、この検証を重ねる事で、より目標に向けて軌道修正していく。

最後にA(調整)。

一般的には改善と訳されるが、著者はうまくいった時には改善しない人が多く、うまく行った場合でもこのAを行うべきで、「改善」と訳すと、うまく行った場合の「伸長案」が抜け落ちる恐れがあるため、ActionではなくAdjustと捉えている。

鬼速PDCAを自分の仕事に活かしていければもう少し業務が捗り、問題解決も容易になるのかな?

著者が言うには、前に進めば必ず課題に当たるのだとか。

課題に当たらないものは前に進んでいないのと同じ。

課題が見つかるのは当然、むしろ前に進んでいる証なのだと著者は言う。


この考え方はとても新鮮で、自分はできるだけ課題と直面するのを避けてきた気がする。

今後の仕事に活かせそうだ。

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