精神疾患の第一歩

自分が『何か他人と違う』と思ったのは中学2年の時だ。だが『このままではまずい』と初めて思ったのは社会人一年目すぐの半年もたたない頃だった。

その時は出張で遅い晩御飯を食べているときだった。もう、ホテルの人は誰もおらず1人で食事をしていた。お酒は飲まずご飯だけ食べていた。おかずもほとんど食べて白いご飯を食べていたのだが、満足感が得られなかった。業務用のジャーが置いてあったのでそこからご飯をよそって食べていた。4~5杯ほど食べたが満足どころか『もっともっと』となった。ついにはジャーから直接ご飯に箸を付け始めた。止まらない。とにかく止まらない。何合あったのかは分からないが、ジャーを空っぽにしてしまった。まだ、欲は止まらない。『おかしい。自分は何かおかしい』と思いつつ、満足を得るためホテルの人を探し回った。しかし、誰もおらず諦めて何か食べ物を探したが何も無く心が空腹のまま床についた。

僕に知識がなかったのが悔しい。典型的な過食症だ。過食症は鬱病の症状の1つ。何とか社会人として会社にしがみつこうとしたが基本的な仕事も出来なくなり、クビ同然で会社を去ることになる。もし、その当時に僕が今の知識を持っていたら…  就職せず真っ先に精神科に駆け込んだだろう。さらに言えば中学2年の時に。中学2年、その話はまた機会があれば。

正しい知識と正しい病識。この2つは間違いなく大切な必需品だ。

#統合失調症 #解離性障害 #鬱病 #精神疾患

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