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【大阪】あの有名店のアフタヌーンティー、行ってみた

50歳を過ぎた今もなお、断然「洋菓子」派だ。

40半ばから少しずつ和菓子の良さも分かってきたけど、それでもやっぱり洋菓子派。

なんといっても洋菓子のあのビジュアル。心が躍りまくる。わたし自身はとっくに乙女じゃないけれど、洋菓子の乙女チックな色合いや、楽し気な雰囲気がたまらない。

見た目が華やかで、クリームたっぷりの甘ーいケーキは、背徳感がてんこ盛り。食べ過ぎたら太っちゃうよなぁ、やめようかなぁ、どうしようかなぁ、と悩んだ挙句、結局ケーキをたーんと食べてしまう。その自分の意志の弱さをなげきつつ、最後は結局自分を甘やかしてしまう。

そういう、いかんともしがたい、抗えない魅力が洋菓子にはあるのです。

おまんじゅうや御座候などの和菓子を食べるとき、それほど背徳感はない。甘さもカロリーも控えめ、落ち着いた佇まい、風流さ漂う優等生の和菓子は、わたしにとってはそれほど魅力的には思えない。いや、あれば食べるよ、もちろん食べるんだけどね。和菓子の本髄をまだ全然分かっていない、若輩者なんですわ。

どんなシチュエーションでも、背徳感があるほど燃えあがったりするものじゃないですか(なんの話?)。

甘すぎるのを知っていて、体によくないのも知っていて、近づき過ぎたらよくないのも分かっているのに、ズブズブと沼にハマっていく。そういうことってありますよね(だから、なんの話だ?)

そんなこんなで、わたしは断然「洋菓子」派。

先日、友人と一緒に、アフタヌーンティーに行ってみたんです、平日の昼間に。行ったお店は超人気店。休日に行くとめちゃくちゃ混むらしい。行列がデフォルトなんだって。

平日の昼間なら混み具合は多少マシだと聞いたので、行ってきました。平日にヒョイっと出かけられるなんて、フリーランスはやっぱりいいなぁ、としみじみ思う(その代わり、休日に仕事)。

休日より待ち時間は少ないとはいえ、それでも1時間弱は待ちました。そのお店は、大阪・中之島の川沿いにあるカフェ「北浜レトロ」。

https://www.instagram.com/kitahama_retro/

本格的な英国式アフタヌーンティーを堪能できるカフェです。

外国のお客さまも多く、わたしたちが列で待っているときから、食べ終えてお店をあとにするまで、5組の外国のお客さまがいらっしゃいました。

「北浜レトロ」のケーキやスコーンはもちろん美味しいけれど、お店の雰囲気がめちゃくちゃ可愛い。その建物は、国の有形文化財にも指定されています。お店の目印は、入り口にぶら下がっている大きな金色のティーポット。

インスタで映えスポットとして紹介されているのも納得、の可愛さ。

店内の白い壁に、エメラルドグリーンの柱が鮮やかに映える。天井から吊るされたランプも、レトロな雰囲気。



あちこちに飾ってあるテディベアのぬいぐるみ。とてもメルヘンチックです。



肝心のアフタヌーンティーも、文句なしの美味しさ。3段のケーキスタンドが運ばれてきたとき、友人と「うわぁーーー!すごーーーい!」と年甲斐もなく大はしゃぎしてしまいました。




ケーキ、スコーン、サンドイッチの正統派英国式アフタヌーンティー。

ケーキはわりと大きめ。スポンジのきめが細かく、しっとりと優しい舌ざわり。口の中でスーッと溶けていくようなスポンジに驚きました。

それほど甘くないスコーンが、これまた絶品。ほんのりあたたかいスコーンを、手でサックリ割って食べる。そのままでも美味しいし、ジャムやホイップクリームをつけると、また違った味わい。

口直しに、と思って食べたサンドイッチが思いのほか美味で、唸ってしまった。ハムときゅうりのシンプルなサンドイッチは、口の中をすっきりとさせてくれます。

銀色のティーポットからWedgwoodのティーカップに注いだ紅茶が、美しく輝いている。茶葉の香りを胸いっぱいに吸い込んだら、懐かしく、心穏やかな気持ちに。

ほっこりあたたまる紅茶。
ふんわりとろけるケーキ。
優しい味わいのスコーン。


美味しい洋菓子を味わいながら、友達と楽しくおしゃべり。なんて滋味深い、なんて贅沢なひとときなんでしょう。

洋菓子とおしゃべりは、最強の組み合わせ。女子の心をもっている人なら分かりますよね。これだから洋菓子はやめられないのです。

これからもしばらくは「洋菓子」派でいこう!和菓子については若輩者でもかまわん。そう固く決意したのでした。

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