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「音楽葬」、やってみた

今年1月、父を「音楽葬」で弔った。

音楽葬を選んだ理由については、こちらをどうぞ。


アラフィフともなると、葬儀に参列した経験はなんどもある。親族、ご近所、仕事関係、子どもの学校関係。これまで私が参列したのはどれも「宗教葬」で、僧侶の読経が必ずあった。「お葬式」と聞いてだれもがパッと思い浮かべるような、一般的な式である。

父を「音楽葬」で弔うと、葬儀の参列者や事後報告をした親戚・友人たちから、こう言われた。

「音楽葬ってはじめて聞いた。なんで音楽葬にしたの?」

音楽葬の記事をnoteに投稿すると、おなじような反応。想像していたとおりだ。音楽葬は少数派。

私自身も父の葬儀をするまで音楽葬に参列したことはなく、音楽葬の存在すら知らなかった。故人をおくるなら、僧侶に来てもらい式をするのがあたりまえだと思い込んでいた。

そんな「音楽葬に無知」の私が、父を音楽葬でおくった。実際にやってみてどうだったのか。

あくまで単なる一例にすぎないが、もしかしたらだれかの参考になるかもしれないので、記録しておこうと思う。

音楽葬を実現するためには

まず、音楽葬を実現できたのは、次のような状況がそろっていたから。

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