選挙

　選挙である。地方統一選挙。北九州市では県会議員の選挙のみ行われる。あまり盛り上がっていない。町に出れば、街頭演説で、各候補が声を張り上げ運動しているのであろうけれど、我が家では、遠くに宣伝カーの音がわずかにするくらいである。
　誰が出るのかも知らない。そんな状態で選挙に赴く。頼りなのはどの政党が支持しているかくらいであり、その人の人となりは関係ない。よほど見知った有名人であれば別だが、だから各政党、芸能人等を選挙に出させたがるのであろう。無所属の人もいようが、余程目立たなければ当選は難しかろう。
　僕は数日前からの体調不良で、しばらくふせっていたのだけれど、選挙のある場所は目の前の中学校なので、行くことにする。誰に入れるかは当日決める。
　熱はないので大丈夫だとは思うが、寝てばかりいたので、体はフラフラ、背中や腰が痛い。数か月前コロナに罹ったのだが、その時は解熱鎮痛剤で、あっという間に熱は下がり、元気になったのだが、今回は熱は同じように下がったものの体がきつくて、だるくてかなわなかった。鬱のせいであろうか。
　とりあえず家族全員で選挙に赴く。銘々誰かの名前を書いて、家に帰る。国民の政治の参加とはそういったものであろうか。平和な国である。