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水虫

 以前から右足の小指と薬指の間がひび割れたような感じで、時々痒かったのだが、気になりだしたら止まらなくなるので、かゆみ止めなどを塗って胡麻化していた。
 これはひょっとすると、いわゆる有名な水虫という恥ずかしい病気ではなかろうか、と思い、インターネットで検索をかけてみると、果たして趾間型と呼ばれるものに相違ないと自己判断した。
 あくまで自己判断なのだが、まず間違いはなかろうと思い、ドラッグで水虫の薬を探した。
 なかなか相変わらずどこに何があるかわかりづらい、自分がホームセンターに勤めていた時も、お客様からそう思われていたんだろうなあと思いながらウロウロしていると、若いお姉さんが「何をお探しですか」と聞いてきたので、どう答えようか一瞬迷った。
 水虫の薬=インキンタムシの薬なのである。この人水虫とかいって、本当はアソコが痒くて仕方ないんじゃないの、とか思われたらどうしよう、とかふと考えてしまったが、頭より先に口が「水虫の薬どこですか」と聞いた。思わず口が「インキンの薬どこですか」と聞かないでよかった。
 早速案内してもらい、いろいろ説明してくれたが、これがインキンタムシでも説明してくれたのであろうか、そこは謎である。
 さて1日1回風呂上りに一杯ではなく、風呂上りにひと塗りである。これを症状がなくなってからもしばらくは続けないと、また白癬菌が復活してきて、元の木阿弥になってしまうらしいので、続けなければならない。もしこの薬で効果がなければ、水虫ではなく、他の病気なのだろうから、皮膚科にいかなければならない。それは面倒くさい。
 数か月後にまた連絡することにしよう。
 ちなみにこれとは別の水泡型の水虫になったことがある。痒くはなかったのだが、いじって潰したら、別の場所にできたりしたので、これもインターネットで調べて、水虫だーと自己判断し、悲嘆にくれたのだが、2,3か月薬を塗って収まっている。おそらく今回も大丈夫だろうと思う。
 
 





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