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風水と植物

 前に勤めていたホームセンターの、家から一番近い小倉の店に、たまに苗を買いに行く。その度に人事異動があり、人が代わっていたりする。昔の誼で異動発令の一覧を見せてもらうのだが、やはり毎回のことではあるが、降格人事や、辞職したりする人があいかわらず多いようだ。後輩にあたるその店の店長も「明日は我が身ですよ」と力なく笑う。
 定年退職に1年を切った店長以上の人は基本降格である。ただし最近ではやはりどこからか批判があったのかどうかはしらないが、職階はそのままにしているので、給料が下がることはないようだ。
 ただしそういう人は余程ラッキーといわざるをえない。ほとんどの場合は、そこへ至る前に、何かにケチをつけられ評価を悪くさせて、降格させられる。自分を含めて、何人も見てきた。
 そうなると給料はがた落ちなので相当なショックを受ける。年齢的にも子供が丁度カネのかかる時期にそれをやられる。共働きでない家庭は奥さんが働きに出かけることになる。
 それほど店長と売場リーダーの給料の差はあるのだ。いやあったのだ。もっとも今の人事制度はそこまで差はないらしい。若い店長の給料は、そこまでアップしないといっていた。だからベテランは目の敵にされているのだ。
 それにしても今回の異動を見ても思うが、結構辞めていくなあ。どんどん人がいなくなるじゃあないか。
 いかん。だんだん会社非難をし始めた。もうすでに辞めた会社だからどうでもいいことだ。
 本日の目的は苗を買うことであった。今回はバジルとポーチュラカを買って帰る。
 バジルはトマトと相性がいい。丁度今年もミニトマトを植えて、赤くなり始めたころだ。他の料理にも合う。ポーチュラカは小さないろんな色の花を咲かせる。手入れも簡単だ。去年は日々草を買ったが、今年はこれにした。
 家の中心から南側に植物があると、風水では運勢がいいようである。知らずにそこを畑にしている。きっと何かいいことがあるだろう。


 
 
 


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