夏目漱石 「夢十夜」「第一夜」
11月7日(日)にオンライン朗読会のイベントに参加します。
題材を何にしようかいろいろ探していましたが,最終的に夏目漱石の「夢十夜」の「第一夜」に決めました。
朗読にちょうどよい長さの短編だったのと、なによりとても幻想的で美しいところに惹かれました。
「第一夜」は「こんな夢を見た」という書き出しから物語がはじまります。
「私」が腕組みをして枕元に座っていると、仰向けに寝た女が静かな声で「もう死にます」といいます。輪郭の柔らかいうりざね顔、真っ白な頬、赤い唇、長い睫、憂いを