経営者向け Vol.2 食品ラベル表示法について

2020年より完全移行する新食品表示制度。
その内容と対策について書きたいと思います。

まず!
4月から施行されているに対応指定ない店舗で起こり得る危険な問題・・・

・アレルゲン表示をしていなくてお客様が食物アレルギー発症!
→”1億円の損害賠償”

・間違ったラベルを貼り続けたら!
→”3年以下の懲役又は300万円以下の罰金”

・お客様の信頼を失ったら・・・
→”瞬く間に拡散&誰も来なくなる”

などなど・・・取り返しのつかない事態になる前にしっかりお伝えします。

対象となる商品

・容器に入っているもの

・袋などに包装されているもの


ラベル表示方法とは

1.アレルゲンの表示

・表示が義務付けられている特定原材料
卵、乳、小麦、落花生、そば、えび、かに
・可能な限り表示することが推奨される特定原材料
アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、くるみ、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン

2.特定加工食品表示の廃止

以前は表示の省略が認められていた(パンであれば当然小麦粉を含むだろう)という特定加工食品表示が廃止されます。

これまでの例
パンは小麦粉を含んで当然の為、省略
卵黄が卵というのは当然の為、省略

これからの例
「パン(小麦を含む)」と記載
「卵黄(卵を含む)」と記載

3.栄養成分表示

こちらは製造形態によって対応が変わってきます。

製造現場と販売現場が同じ場合 → 栄養成分表示は任意
製造現場と販売現場が別の場合 → 栄養成分表示は義務

その場合記載する項目は・・・
エネルギー(カロリー)、タンパク質、脂質、炭水化物、食塩相当量です。


次はよくあるラベルの間違いと正解例をご紹介

無題


無題2


無題3

無題4

無題5


今回ご紹介した基本的なルールを覚えておけば制度改正も怖くありません。

消費者様の命に関わるアレルゲン表示さえ正しく表示していれば
万が一、他の部分を間違えてしまっても大丈夫です。
お客様の為に、そしてお店を守るためにもしっかり対策をし、安心安全でおいしい商品をお届けしまししょう。

今店舗で使っているラベルが大丈夫かどうか。
不安な方は私が見て助言までできればと思います。
ご連絡下さい。

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