資格や専門知識があれば稼げると思っていませんか?

資格は大事だってみんな言う。


「もし、資格が取れたら人生なにか変わるかもしれない」って思ったことはありませんか?


期待や希望を持つのはいいことです。


でも、高いお金と貴重なお金を払う前に、


「その資格やスクールで本当に幸せになれそう?」って自分に聞いてみてほしい。


本当にやりたいことは、なかなか見つからない【私の失敗】


私は人に偉そうに言える立場でも何でもない。


失敗の多い人生だ。


例えば、以下の失敗をしている。

  • 70万円以上かけてヨガ資格を取ったけど、教えてない。

  • 900時間プログラミングを独学してエンジニアになったけど、別の道もあるのでは?と思ってきた。


なぜ失敗したのか、振り返ってみた。

  • 好奇心おうせいで何でもチャレンジしたい性格


これは確かにある。


でも、一番の原因は、


会社員から逃げるために、ヨガがやりたいんだ!!!って自分に思いこませたり、


月給の安い事務職から抜け出したい→プログラミングを学べば人生かわるらしい。→プログラミング好きだからエンジニアになろう!


などと、


自分を洗脳してしまったからだと思う。


ちゃんと自分に向き合えていなかった。


自分は本当は何がしたいのかとか、どんな作業が楽しくて辛いのか


もっと心の声を聞くべきだった。


70万円以上かけて、ヨガ資格を取ったけど、一度も指導したことがない


ヨガは資格を取る前から、ハマって7年も続けていた。


2018年「フリーランス」ってことばが流行りはじめた。ヨガも人気だったし、フリーのヨガインストラクターも増えはじめていた。


「フリーランスで自由に働けるっていいよなぁ」ってあこがれもあって、ヨガスクールの無料体験に申し込んだ。


その場で申し込みを決めたんだけど、


今から思うと「体験当日の申し込みなら、○○円割引です」のような、よくあるパターンの営業にうまくのせられた気がする。


最初に契約したコースは30万円くらいだった。


そのあと、より専門的なヨガのコースにも申し込んだ。それが約40万円。


ヨガスクールは、授業に出席して先生の言ったポイントを押さえてレッスンすれば、卒業できた。


でも、ぶっちゃけ人に教えることに楽しさや喜びをもてなかった。


いざインストラクターの仕事に応募して、模擬レッスンをさせてもらっても、緊張でロボットみたいと言われる始末だった。


私は準備したことは話せるけど、アドリブを効かせて話すのが得意ではない。


それでヨガの先生は向いてないとわかって、結局一度もレッスンすることはなかった。


最初に契約した30万円のコースを卒業する時点で、自分はヨガの先生に向いていないのではと思っていた。


この時点で立ち止まって考えるべきだった。


心の声に向き合わずに、40万円のコースを受ければ何か変わると思ったことは本当に失敗だったと思う。


900時間プログラミングを独学してエンジニアになったけど、体調をくずしている


プログラミングをはじめたのは、年収500万円になれると思ったから。

それまではずっと給料の安い、事務職。年収400万円以下の生活だった。


エンジニアになれば、そこから脱却できると思った。自由な働き方にも魅力を感じた。


プログラミングの勉強は難しいこともあったけど、苦ではなかった。


ヨガの反省もあり、プログラミングスクールには通わなかった。


独学と、現役エンジニアのメンターをつけて勉強した。


メンターさんの教え方が上手だったおかげで、楽しくプログラミングを学べた。


31歳、実務未経験エンジニアをめざす転職活動は、少し苦戦した。


想定内だったけど、しんどかった。


それでも、なんとか就職できた。


自分の希望の言語とフレームワークでモダンな環境の職場で働けることになった。


わからないことが多すぎて苦戦することももちろんあった。


それでも勉強をつづけた。


契約社員で入社して、通常は6カ月で正社員になるところを、3カ月で正社員になれた。

順調だった。


でも、入社して1年が経とうとしている今、やっぱりそこまでプログラミングに好きじゃないかもしれないと気が付いた。


新しい技術を覚えたいとか、チームリーダーになりたいなどといった目標を持てない。


根っからのIT好きの同僚がすごく楽しそうに働いているのと比べると、私はプログラミングに思い入れがない。


1日8時間PCの前でコードを見つめるのは、ただただしんどい。



腰をいためたり、肩こりがひどくて吐き気がすることもある。


時間内に品質のよいコードで実装しないといけないプレッシャーで、食いしばってしまい、顔やあごがこわっばっている。


医療費がバカにならなくて、「あれ?こんなに健康を損なってまでプログラミングしたいんだっけ?」


と、優秀なエンジニアになりたい熱がもうすっかり冷めてしまっている。


それって本当にあなたがやりたいこと?


人は、資格やスクールに申し込むとき、

「人生、何か変わるのではないか」という期待にお金を払っている。

と誰かが言ってた。


これは本当にそう。


例えば私の場合なら、


  • プログラミングができるようになったら、給料がアップして良い暮らしができる?

  • ヨガスクールを卒業すれば、会社員から逃れられて自由な働き方ができる?


とか。


でも資格を取ったり、スクールを卒業しただけでは、人生は変わらない。


やってみたり、実際に働いてみないと分からないことも、もちろんある。


だから、余計な不安や考えすぎて行動しないのもよくないのだけど。


やっぱりなにか違うって思った時点で、方向転換するのがいい。


と強く思う。


「せっかくここまで勉強したのだから続けよう」とかはナシで!


あと、心から楽しいことをやったほうがいい。


給料を上げるために、興味がもてないことを勉強しても、体を壊して余計に医療費がかかるなんてこともあるから。


私みたいに無理して「プログラミングが好きなんだ」って自分を洗脳して働き続けてしまうとあんまり意味ないから、ぜひ気を付けて頂きたい。

もしこれを読まれている方で、資格やスクールの申し込みをする機会があれば、もう一度自分に問いかけて欲しい。



それって本当にあなたが心からやりたいことですか?



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