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第一案件

今回は独立して初となる案件のことについて。

案件内容は

「喫茶店の事業承継」

事業承継とは事業を廃業したい方から新たに始めたい方へ、事業を売買し引き継ぐこと。

お店は同じだけどオーナー変わった。こういうケースです。

今回は老舗喫茶店のオーナーが年齢のこともあり引退を考えていて、ただそこを潰したり、他業種になるのは顧客様のことやこれまで築いてきた事業売上も勿体無いということで、私が間に入りお店を引き継ぎたい方を探しマッチさせたということです。

ただここからが特殊で、ただマッチさせるのではなく私自信が現場に入り、全オーナーからレシピなどを引き継ぎ習得する。それを新店長や新スタッフに継承するといたケースです。

新オーナーは他業種からの参入なのですぐに現場に入ることはありません。

1週間という短い期間でお店のレシピを教えてもらい、改善点があれば変えて、変えないところももちろんあります。

これまで多くのカフェや喫茶店事業に携わってきたので知識はあるものの、前日までは前職のアパレルWeb事業に従事していた身。身体が勘を取り戻すのには少し苦労しました。

引き継いだ喫茶店はホットコーヒーがよく出る顧客様の多い喫茶店。初日は日曜で最も混む時間帯。

目が回るほどハンドドリップした記憶があります。

喫茶店のメニューは簡略化されたものが多いものの、前オーナーのやり方と自分の価値観のギャップも感じながら、それでもこんなに繁盛するお店を切り盛りしてきたんだという実績には感服しました。

確かにこのお店を無くすのは勿体無い。素直に感じました

前オーナーが一週間の引き継ぎ期間を終えてからもまだまだ未熟な点があったので、試行錯誤をしながら真夏の時期を乗り越えました。

これまでの顧客様の好みを把握し、不満があった点は改善する。

前オーナーがなかなか手が回らなかった点に注力する。

急な変化でこの店の良いところを消さない。


この3点は特に気をつけました。

なぜならこの店は、多くのご年配の顧客様の日々のリピートにより営業を継続してこれたからです。

良いことも悪ことも変化には敏感だと感じました。

この案件はその後顧問契約として外部からサポートしていくお付き合いとなりました。

古き良きを残し、新たなことにもチャレンジし新規顧客様へのリーチも。

さまざまな苦労もありましたが、新オーナーを筆頭にスタッフ一丸となり良い店にしていこうという向上心の強いお店になっています。

この案件で行ったことは

・メニュー引き継ぎ
・新メニュー製作
・商品撮影
・メニュー表作成
・SNS運用開始
・OJT
・リクルートサポート
・個別面談
・継続サポート

簡略化するとこのような業務内容になりましたが、いろいろな価値観やセンス、人との出会いがありとても成長できた期間でもありました。

事業承継の案件はこれからも増えてくると思うので、この経験をまた新たな場所での教訓にしたいと思います。

コンサルタントといえど、自身の頭の中は柔軟に。日々勉強とこれまでの知識や知恵は存分に活かす。

変化に対応できるスキルが必要だと感じます。




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