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鎌倉旅行記:「青い花」の聖地「無心庵」に行ってドラゴンでカツる。

前からずっと行きたかった鎌倉にひとりで行って参りました。鎌倉といえば何を思い浮かべますか?鎌倉幕府?北条時宗?オシャレなカフェ?それだけじゃないのが鎌倉なんです!

元々、仏教が好きで、大きな仏像があるからというのが理由で鎌倉には憧れを抱いておりました。オシャレなカフェがたくさんあると紹介されていたので、東京に来てからはますます憧れが強くなっていたように思います。鎌倉を最初に知ったのは小学生の頃に読んだ児玉幸太先生監修の「まんが日本の歴史」ですね。(リンク先の人物辞典はハマりまくって、インフルエンザになったときも読んでました(笑))

関係ないですが、児玉先生の「日本の歴史」は絵が肖像画に近くて親しみやすく、とてもわかりやすかった覚えがあるので、日本の歴史に興味のある方は是非手にとっていただければと思います。(笑)

閑話休題。私は連休のなか日で先生と横須賀にいって参りました。実はこの帰りに千葉まで帰るのが億劫になったので、横浜に泊まったのでございます。「もうじゃあ泊まったついでに鎌倉いったるわ」と謎の漢気を出して旅行したのが今回の鎌倉旅行。ちなみに前日の横浜では「馬車道さくら」では好きなとんかつをいただいて栄養補給をいたしました。肉は柔らくて、色んなランクの豚が塩で食べられて大変おススメです。

さて、当日は朝から出発。鎌倉にいく途中の総武快速線の中でアイルラから
「鎌倉に行くなら、『青い花』の無心庵を見て来い」
というミッションを与えられましたので、私は鎌倉から無心庵へ行く道を検索しながら、最近「竜とそばかすの姫」でドはまりした中村佳穂さんの曲を聴いていたのでございます。ところで、余談ではありますが、「青い花」というのは教養恋愛漫画ですから、人生に一度は読まれておいた方がよいかと思います。知らんケド。私は鎌倉駅に辿り着いて、地図を見ずに歩いておったのですが、気が付くと神社に辿り着いておりました。

こちらは鶴岡八幡宮の写真でございます。神様の使いもマスクをしているのを拝見して、私はCovid19の対策は改めて重要であるということを瞬時に理解したのでございます。思い出したかのようにGoogle-mapを見ていると、目的地の無心庵の逆方向に行っていることが判明したので、早速逆方向に引き返したのでございます。

とりあえず、途中に「Romi-unie」というお菓子屋(ジャム屋?)がありましたので、翌日に会う予定であった人たちのためにオシャレなお土産を買うことができました。因みに上の写真に私が映り込んでいますが、お店を知って貰いたいので、もうそれはどうでもいいや、となりました。Google-mapによると、目的地より先に行けば「由比ガ浜」があるとのことでしたので、浜の写真を撮りに道草を食ったのでございます。

さて、Google-mapでは無心庵の近くまで行っているにも関わらず、入り口が見つからないという誠に稀有な現象に見舞われたのでございます。ところが、これは実は無心庵の入り口が駅に面しているという想像を遥かに超えたところに原因がありました。行かれる場合には是非ご注意いただければ、と思います。

加えて、無心庵に行くまでに電車には十分気をつけてください。美味しいお汁粉を食べに行くことを夢にみて、電車に轢かれては元も子もありませんからね。

真夏に、涼しい部屋で食べるお汁粉は誠に風流なことでございます。アイルラには感謝しかありませんね。ところで、無心庵に来られる方にはカップルが多く、少し肩身が狭い思いをしたのでございますが、根拠のない僻み心ですから聞き流してくださいませ。

江ノ電が庭園からゴトゴトゴト。これを趣深いと言わないとしたら何を趣深いということになりましょうか。さて、江ノ電が見えると、私にまた謎の漢気が発生して、今度は江の島へ行こうということになったのでございます。

江の島へは江ノ電に乗って向かったのでございますが、江の島までの車窓からの眺めは海、海、海で夏を感じたのでございます。

私としては、途中で止まって対向車を待つのが箱根登山鉄道を想起させたのでございます。さて、江の島という場所は非常に神秘的なところであります。歩いているだけで不思議と物語の主人公になれる気がするのです。既に携帯電話の充電は20%を切っておったのですが、ダンスミュージックを聴きながら歩くのが正解だろうということで、parkgolf4s4kiを聴きながら汗だくになりながら、しかし颯爽と江の島を散歩したのであります。すると、なんと展望が見えるではありませんか。私は磁石にひきつけられるように展望台へと向かい、700円を払い、You are on my mindで頭を振りながら上からの眺めを楽しんだのでございます。

頭を振るだけでは収まらず、もう興奮して周り始めたのでございます。すると、なんと足下に店屋が所狭しと並ぶ情緒あふれる景色が見えるではありませんか。

携帯の電源は既に10%を切っており、Google-mapは使えず、疲労コンパイルな私ではあったのですが、ここでリスクをとらなければ、ギャンブラー神沢の名が廃れる。そう思い、音楽はガンガンにかけながら降りていったのであります。不思議なもので、好奇心というものは次から次へと涌いてきます。これが本来のエロの力なのかもしれません。もしかすると人間を突き動かしているのはエロの力なのでありましょう。私は奥へ奥へと進んでいきました。進んでいくとそこには洞窟があったのでございます。

私は超破壊的思考を聴きながら、洞窟の奥へ進んでいきました。もう、私は洞窟探検隊になったのでございます。洞窟というのはヒンヤリしていて夏は気持ちがいいものでございます。昨年度は青木ヶ原樹海の洞窟にお邪魔したのを思い出します。確かコウモリ穴を見学したのですが、千葉県の津田沼駅の方がコウモリはおるやんけ、とツッコミを入れた覚えがあります。

洞窟の奥に光る生物がおりました。私は初めてドラゴンと遭遇したのでございます。そうか、私の目の前で神々しい光を放つドラゴンは正に願いを叶えてくれるフラグが立っているのでございました。

ああ、これはドラゴンボールを集めることができた、ということなんだ。そう思った私は世界が平和になることをドラゴンボールに願いました。
ドラゴン「じゃあ、世界を平和にします。」
僕「さんきゅー、ドラゴン。」
ドラゴンはそういうとキラリと光を放ちました。その時からは世界はきっと平和になったのだと思います。知らんケド。

そして、来た道を帰り、鎌倉駅に入った瞬間に看板の大仏の写真を見て気づいたのです。本来の目的であった史跡調査ではなく、お汁粉とドラゴンだけで満足してしまった自分は再度鎌倉へ行かねばならない、ということに。(完)

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