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2021年後半 掲載いただいた短歌、小説、エッセイ まとめ

新聞歌壇などで短歌を掲載いただきました。秋には少し短歌から離れてしまっていましたが、冬からまた掲載いただき、とてもうれしかったです。

また、小説、エッセイなども掲載いただくことができました。それぞれ、下記にまとめていきたいと思います。

2021年後半 掲載いただいた短歌

空白をなるべくうさぎで満たしなさいそれからわたしを抱きしめなさい
(NHK短歌 大森静佳さん選 テーマ「不思議な歌」7月号 佳作)

うなずいてそのまま百日紅になって夜ごとに花をたくさんこぼす
(東京歌壇 東直子さん選 9月19日掲載)

胸にあざやかな葡萄よ きみの来る日曜の袖のぼたんを留めて
(東京歌壇 東直子さん選 9月26日掲載)

身体に身体をかさねあうようにバイオリニストが降らせる驟雨
(毎日歌壇 加藤治郎さん選 12月6日掲載)

この町で以前も会った人と出会いまぶしいですねとまた言うのだろう
(東京歌壇 東直子さん選 12月12日掲載)

演劇の終わりに幕が下りるのはとても優しいシステムだった
(毎日歌壇 加藤治郎さん選 12月13日掲載)

光降るところを窓と呼ぶときの手のみずかきの涼しき白さ
(東京歌壇 東直子さん選 12月26日掲載)

*前半掲載分は こちら にまとめました。


小説

・阿刀田高のTO-BE小説工房 選外佳作「骨の別れ」奥山いずみ(全文は こちら のリンクから読むことができます)

・第56回北日本文学賞1次選考通過「翡翠の鳥が羽ばたくときは」(応募1058編のうち、1次に進んだのは357編でした)

・第8回林芙美子文学賞1次選考通過「火の姉、水の妹」(応募395編のうち、1次に進んだのは56編でした)


エッセイ

太字のタイトルをクリックすると、エッセイを読むことができます。

わたしは人の苦しさや、ましてや死を、単に数量でしか感知できなくなっているんじゃないか

かがみよかがみ「メディアへのもやもや」かがみすと賞をいただきました。Covid-19に関する報道を見て感じたことを書いたエッセイです。報道に対する「慣れ」は恐ろしいですよね。

ワクチン接種について調べて出会った「私が知らなかったわたし自身」

ワクチン接種、わたしはかなーり戸惑い、いろいろ調べ、考えた上に接種したのですが、それまでのあれこれについて書きました。

「女子高生の制服は売れる」と自覚してから気づいた自分の性別のこと

「思い出の一着」という特集テーマで、制服について書きました。友人の、制服が「何かあったとき、売れるらしいし」という一言が印象的で、そのことについて考えてみました。

手が震えるほどの「敵」は音だった。聴覚過敏の私は耐えるだけで

「聴覚過敏」という言葉を聞いたことがありますか? 音に対して過敏で、大きなストレスを受けてしまうため、音から自分を守る必要があるこの体質。わたしもこれを持っています。特につらかったときのことを思い出して書きました。同じ体質の方のために少しでもなるとうれしいなあ。


来年のこと

引き続き、短歌は作っていきたいと思っていて、それ以上に小説をもっと頑張りたいなと思っているところです。noteでも活動をご報告できればと思っています。来年もどうぞ、よろしくお願いします。


2021年前半のまとめはこちら


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