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#003 バンド論①|Hi-STANDARD

仕事のことばかり書いてもアレなので、
本日はHi-STANDARD(通称ハイスタ)に関して記載します。




1. Hi-STANDARD(ハイスタ)とは?

もはや日本にハイスタを知らない人はいないとは思ってますが一応簡単にwikiから拾ってきた紹介を抜粋します。

Hi-STANDARD(ハイスタンダード)は、日本のパンク・ロックバンド。PIZZA OF DEATH RECORDS所属。略称はハイスタ。
10-FEETMONGOL800、SiM、WANIMA、04 Limited Sazabys、SR622、等を始めとした現在のパンクバンドへの影響を与えた。
Hi-STANDARD主催の野外フェスAIR JAMはバンドが野外フェスを主催するきっかけとなり、10-FEETの京都大作戦、SiMのDEAD POP FESTIVAL、04 Limited SazabysのYON FES等に受け継がれている。

https://ja.wikipedia.org/wiki/Hi-STANDARD

1990年代中盤のCD売上全盛期にも関わらず、ノンタイアップを貫き、メディア出演やカラオケ提供を拒み、歌詞は全部英語と言うこれまでのミュージックシーンにおいてハイスタは異端であり、とんでもないパイオニアでした。

メンバー構成はドラムの恒岡章ことツネ、ギターボーカルの横山健ことケン、そしてベースボーカルの難波章浩ことナンバの最小限のスリーピース構成。
そんな彼等は当時、Tシャツにハーフパンツ、スニーカーと言う当時のビジュアル全盛期の他のアーティストと比較しても一線を画す存在であり、1st mini album「LAST OF SUNNY DAY」でBounty Hunterのヒカルがライナーノーツで書いてましたが「なんでこんな(普通の格好した)奴らがこんな(激しい)音を」とかそんな感じの事を言ってました。それが印象に残ってます。


2. ハイスタとの出会い

これはまだ覚えてますが1997年、中2の夏でした。

僕には4個上の姉がいるんですけど、そんな高3の姉ちゃんが「最近クラスで男子がみんなハイスタ聞いてる」と言う情報を与えてくれていたのでなんとなく存在は知っていたのですが、当時私が好きだった奥菜恵HOT DOG PRESSで「好きなアーティストはHi-STANDARD」と喋っているのを知って、速攻買いに行きましたね笑

そこで1st AlbumのGROWING UPを音更という町のCD屋で買ったんですが…一瞬で虜になりました。
当時僕は流行っていたGLAYとかLUNA SEAとかX JAPANを聞いてたんですけど、それらのアーティストでも激しめの曲が好きだったんです。ハイスタは全部が全部そんな激しめの曲だったので、もう毎日聞いてましたね。中学校時代までは英語得意だったんですけど、確実にハイスタが影響してます。


とにかくこのカッコよさをクラスメイトやサッカー部の友人にも伝えたかったのですが、当時の友人にはあまりピンときてませんでしたので、放送委員だった権力を使って校内放送でお昼休みに流したんですが、それまた誰も聞いてなかったようで「ショーシャンクの空に」的な展開にもならず、IN THE BRIGHTLY MOONLIGHTのケンの美しきギターソロが地元の中学校に悲しく響いてました笑


そして高校入学してすぐの6月30日にMAKING THE ROADが発売されました。僕は発売日のその前日に生まれて初めて学校をサボり、予約してたCD屋でフライング・ゲットしたその名盤を夜まで30回くらい繰り返して聞いてましたね…


そして高校ではハイスタを聞く友人もいたので、コピーバンド結成して歌いまくってました。高2高3の学祭とか、ライブハウスでもハイスタのコピーをやってかなりの曲をやりました。主要な曲は未だにベースも歌詞も覚えてますし、流石に「FALL」とかは弾いた事ないですけど、それ以外のほとんどの曲は弾けた記憶があります。まぁハイスタのベースは簡単なんでね…

ライブも行きました。
初めて見たのは1999年7月18日 MAKING THE ROAD TOUR in ZEPP SAPPORO。最前列で見て大興奮!いきなりSTAY GOLDでスタート!
「今日はMAKING THE ROAD TOURだけど昔の曲もやるよ!SWEET SONG "LONELY"!」で興奮は最大級。とにかく最高の時間でした。


その翌年のPOWER STOCKも行きました。
まだ発売前のTHIS IS LOVEとかエルヴィスを聞けて熱かった記憶があります。


そしてAIR JAM2000以降、悲しい11年間の沈黙があり…

そしてAIR JAM 2011の知らせを前々職時代に会社で聞いて震えましたね!
まぁチケット取れなかったんですけど笑

再始動以降はAIR JAM2012は行きました。あとは2015年の尽未来祭とFAT WRECK 25周年、2017年のTHE GIFTのツアーファイナル。
とにかくもう既に2,000文字を超えてしまったのでそろそろこの章を終えますが、恐らくあと5,000文字くらいは余裕でこれまでのハイスタ歴を語れますが、もう辞めておきます笑


3. ハイスタのこれを聞いておけ!コーナー

1. LONELY(from GROWING UP)

GROWING UPというアルバムを初めて聞いた時、1曲目のMAXIMUM OVERDRIVEは少し難解だったのですが、2曲目のこのLONELYで確信しました。ツネのいい感じのドラムのリズムで始まり、イントロはケンのメロウなリフ、そしてAメロの「When I Woke Up, Alone In My Bed」で始まる中学2年生でもなんとなく分かる英詞&メロディアスな構成、そして泣けるBメロ、そして「Such Lonely Days...」と3つの単語のみで構成されるシンプルで泣けるサビ…とにかく本当にこの曲が今でも大好きです。前述の通りライブで聞いた時はマジで感動しました。

コピーバンドでも僕はこの曲をやりたがっていたのですが、ドラムとギターが難しいとの事でよく当時のメンバーに難色を示されましたね笑


2. IN THE BRIGHTLY MOONLIGHT(from GROWING UP)

そしてこれですよ、これ!
初めて聞いた時はこんなカッコよくて美しい曲があるのかと痺れました。とにかくメロウで溜まりません。
とにかく次に紹介するGROWING UPと続けて聞いて欲しいのですが、分かる人には分かると思いますが青春時代の浜辺の夏の夜なんですね。とにかくアルペジオ&ハミングで始まるイントロ、「Do You Remember That Night?」での爆発、ナンバとケンの掛け合いのボーカル、そしてなんと言ってもメロウなギターソロ(その裏のナンバのベースも◎)、そしてボーカルが変わるがわる展開でナンバもケンも熱唱し、最後は激アツのギターリフ&ソロで終わるこの曲に死角は無かった。この曲はライブで聞いた事ないから是非聞きたいけどなかなかやらないんですよね…


3. GROWING UP(from GROWING UP)

そしてこれですよ!
GROWING UPのアルバムは一番聞きましたが、最後を飾るのは表題曲。もう何回聞いたか分かりませんが…何回聞いても本当にカッコいい。
とにかくこの曲は歌詞ですね、歌詞が最高です。
冒頭の「The South Wind Brings The Smell Of Night, Trees Are Swaying In The Breeze(南風が夜のにおいを運び 木々がそよ風に揺れている)」この時点でかっこいいじゃないですか?
そして最後の「"It's Growing Up"(これが成長するって事だよ)」の最後まで、ノンストップで痺れます。
ある街で育った少年が夢を叶える為に1人で街を出ていく、失敗するかもしれないけど、その時はもう一回やってみるよと。男ならこの砂埃に塗れた終わらない道を歩かなければならないんだと。それが成長するって事だよと。まぁ、うまく伝えられないので聞いて下さい笑


4. SHY BOY(from ANGRY FIST)

このライブは「ATTACK FROM THE FAR EAST2」に収録されてるんですけど、マジでこのビデオは擦り切れるまで見てました。中学校時代に居間でこのビデオを見過ぎたが故に、母親に「あんたもこんな髪型にしなさい」と言われたくらい見てましたね笑
このSHY BOYはアメリカかどっかのライブなんですけど、とにかくツネのドラムがクソかっこいいです。そしてこのケンが着てるTHRASHERのTシャツも買ってきてましたね…これは当時のハイスタ好きあるあるです。


5. MAKING THE ROAD BLUES(from MAKING THE ROAD)

歌詞があったのでこれをチョイスしました。
これももう歌詞ですね、「道を作れ!」と、それだけですが、それが染みます。

He is making the road as he goes
We follow behind
Brave Cool Lusty Calm
Blazing trails On the front line

彼の前には道は無く 彼の後ろに道はできる
俺達はただその後をついていく
勇敢に 冷静に 力強く 物静かに
道を切り開いて行く そして前線に

まさに己の生き様を書いた歌詞!かっこいいですよね!

この時期ケンがスラッシュ系にハマっていたようで、この辺のグルーヴが後のBBQ CHICKENSに繋がるとも思ってますが、この曲はマジでぶっ壊れててカッコいい。マジで初めて聞いた時はビビりました。表題曲でこんな感じなんだ!って。


他にも「KISS ME AGAIN」とか「CLOSE TO  ME」とか「PLEASE PLEASE PLEASE」とか腐るほどおすすめはあるのですが、いい感じの動画が無かったので上記の5曲に絞りました。
そして正直、再始動以降の音源は俺もIt's Growing Upしてしまったので10代の頃と同じ感覚で聞けないのもあり、そこまで琴線に触れずにいるのですが…まだまだ心を揺さぶる曲を作って欲しいですね!

てなわけでエキサイトして長くなってしまいましたが以上!
閲覧ありがとうございました!


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