#555 人事論10|2024年の人事トレンドワードを語る ~「賃上げ」「リスキリング」「人材獲得競争の再激化」~
前回の広報論をパクりますが、人事業界の蹴る2024年のトレンドワード。
この辺もしっかり勉強しておきましょう。
ちなみに大事な事は、天下のパーソルはんが十分に語ってくれていますので、下記を見るだけで十分だったりします。参考に!
人事トレンドワードとは?
1. 賃上げ
読んで字の如く「賃金(給料)を上げる」もとい「賃金を上げろ」という意味ですかね。給料が上がって嬉しくない勤め人は世の中に存在しないと思うので、この賃上げは世界中の人間が願うことですし、今年とかではなく人生常に求めることが賃上げです。
さて、実際に「賃上げ」は事実として行われているかを見てみると、2023年は30年振りに賃上げ幅は高基準、ハイスタンダードになったようです。
とは言え「実質賃金」と呼ばれている、まぁ実際の賃金に関しては日本はまだまだ低いようです。
アメリカなんて日本の倍くらいですし、欧米諸国も軒並み日本より高く、韓国も日本より高い。円が弱いのか、日本の給料が低いのか、色々な観点でのいけんがあるでしょうが…もっとランキング上位にいたいもんですね。
(給料も税金高いとかはあると思いますが)
とにかく人事領域では、従業員の賃金(給与)を上げるのは心理的安全性を保ち、社員定着率を保つために必要なことなんですね。
2. リスキリング
リスキリングは昨年からよく聞くワードですが、Re-skillngでRetakeなどのf再びを意味する「Re」がついており、新たな分野や職務にて新しいスキルを習得することを意味します。
ただ、skilling(スキリング)という言葉は使わないようですね。それはスキリングという行為が当たり前の行為であるからでしょう。
一方、アウトスキリングという言葉はあり、それは転職を見据えたスキル向上とか、そういう意味合いのようです。
2023年は「リスキリング元年」とも言われており、2023年は厚生労働省が資格学習の費用を助成する「教育訓練給付」の補助率を引き上げ、デジタル人材の増加を促進したり、経産省は、リスキリングを経て再就職できた場合に、講座の受講費用などの支援を受けられる制度を導入するなど、かなりの力の入れっぷりです。
なので、人事担当としては「そうした他分野の能力開花」に関して、国全体で目指していることを自覚し、誘導・誘発していく動きが必要ですね。
3. 人材獲得競争の再激化
これはなかなかのパワーワードですね。
2023年は前述のリスキリングの強化しかり、インボイス制度の開始、デジタルシフトの推進、そして何よりもコロナが終焉を迎えたのもあり、採用活動が元気になってきた1年でした。
故に、人材獲得競争が「再び」激化したと言えるのでしょう。
とは言え全体を見ると買い手市場だったりもするみたいですが、有能な社員にしてみれば売り手市場だったりもするでしょうし、人事担当はそうした社員の流出を防ぐべく、面談や1on1は定期開催が望ましいですね。
まとめ
そんな感じでまとめると、2024年のトレンドワードは従業員の「賃金」「スキル」にフォーカスした内容であり、そうした人材開発が重要であり、そうした人材の流出を防ぐとこもまた重要ということですが、これは今年に限った話ではなく、去年も一昨年も、30年前も重要と思われていた話でしょうから、人事がやるべき本質は変わらないのでしょう。
しかしながら、こうしたワードがトレンド何で、その辺のアンテナは広げていきたい所ですね。
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