【症例2】 11歳の高齢犬、椎間板ヘルニア発症からは3か月経過。それでも歩行可能に

11歳のシェットランド・シープドッグの症例です。MRIの画像では椎間板の突出などの原因をはっきりと確認することはできませんでした。

症状としては「グレード4」から「グレード5」の重症。深部痛覚はわずかにあるものの、前脚にも「グレード3」程度の症状が出ていました。

意識は正常でしたが立ち上がることはできません。自力で排尿もできない状態が3か月続いているということでした。

脂肪を採取し、培養の上、幹細胞を移植。その後、入念なリハビリテーションを行ったところ、投与後2か月で後ろ脚の運動機能が少しずつ回復してきました。

投与後3か月経過すると、多少のふらつきはあるものの歩くこと、走ることができるまでに回復しました。このような重症のケースで3か月が経過していると、たいていの病院では「あきらめてください」と言われるか、「ステロイドで様子を見ましょう」と意味のない治療を続けさせられることが多いようです。

しかし、麻痺が起きている原因が確認できなかったこの症例でも、脊髄の炎症が終わっていることは十分理解できます。ですから、ステロイドの投薬を行ったところで大きな回復が見込めないのはわかりきっています。

11歳という高齢であったとしても、再生医療であれば副作用がなく、心臓などに負担をかけずに治療ができるのです。

3か月も放置せず、すぐに再生医療に踏み切っていれば、もっと早く歩けるようになったと感じた症例です。

※グレード4とは・・・コルセット、投薬、他家幹細胞、自家幹細胞、外科手術

※グレード5とは・・・コルセット、投薬、他家幹細胞、自家幹細胞、外科手術


【動画①】麻痺が始まって3か月が経過。後ろ脚にはまったく力が入っていない。https://youtu.be/3g0aiY5Ns9w

【動画②】幹細胞移植後1か月の様子。タオルや車椅子を使い、丁寧にリハビリを続けた。https://youtu.be/cxnpqx8yDRM

【動画③】投与後3か月の様子。4本の脚で走ることができるようになった。https://youtu.be/ATqS1eF37y4


岸上義弘 著書 『獣医の手術は間違いだらけ -犬の「自然治癒力」を生かす治療-』より



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