Hosizora 3


佐田の手記

 先程、追跡を開始した。昨日見た夢は、どんな夢であったか。忘れていた。きっといつかは、花が咲くだろうと、小さい庭に、鉢植えに水をあげた。自分が自分でいれる人が大事である。と同時に予測される天気予報が鬱陶しくなった。テレビを消したミンスは、悲しい記憶をけすように、僕に言った。僕は答えた、あなたの記憶を消します。プロレスラーの言っていたことも、消します。ロボットを発明した科学者が、次のフラスコにビンを入れた。二重に重なる、ガラス達を、ミンスはみて思った。僕も、こうしてできたのかと。
ミンスは僕と出会ったことを思い出した。ミンスが小2の時である。僕はゴミ捨て場で捨てられていた。泣く事を忘れた、否、知らない、今でも泣かない僕である。涙を長さない物体に愛着が沸くのであろうか、それは、ミンスは今でもわからないらしい。

 歌うことは、しんどいことだ、ミンスはそう思った。悲しみや思い出を流すライブハウスは、違うギターを、用意した。ミンスは弾いた。大した音が出なかった。ギターが悪いと、思った。冷たいグラスには、氷が入っている。氷を溶かすよいに、ギターを奏でる。すると、僕から、「仕事よ」とメールか、きた。
ミンスは、異国にいくことになった。
ワルカンダ共和国はミンスの故郷であった。
飛行機に乗ったミンスは、僕とのお別れを悲しんだ。
ホテルに着いた。
結局の所、綺麗事は嫌いである。テリトリーをあらすテロリストを攻撃した。これが新たな撃退法である。どうせやつが、裏をかくのであれば、対して相手にしないことである。面倒臭い奴は、弱いのである。僕は味方だと思っていたが、情けなく、プログラムされている。科学者、又、学者というやつは、心が汚く、小心者である。対して頭が良くないが、偉そうにする。僕といて、いいことはない。本当にそう思う。さようなら。クズ。さようなら。はっきり言って、おれは未熟である。それでいい。あいつが嫌がること、私が嫌がることを知っている?そら、知っているよ。チヤホヤされないことである。ミンスは疲れたと思った。僕は、平気で嘘をつく。ミンスはさようならをつげた。人はそれぞれ生きている。あいつがいなかろうが、人生は進む。ミンスは疲れた身体を横にした。船は変わらずゆれ、波は変わらず揺れている。僕はまた、帰ると言った。変えれば良い。悲しみは自分のもので、こだわる必要はない。ミンスは僕といない日を思い出した。穏やかな日であった。僕といる日を思い出した。重く苦しい日であった。それでは、切るとしよう。僕のいない世界、寂しい世界だが、快適な世界、僕といる世界、たまに穏やかで激しい世界。穏やかな世界が好きである。さようならをしようと思う。ミンスは疲れたと、思った。

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