誰かにやって欲しいビジネスアイデア④新触感!ガリガリガム
勝手にひらめく主婦よしえの「こんなのあったら面白そう」というビジネスアイデアを掲載します。面白そうだから誰かにやってほしい。いやもうあるかもしれない。責任は取れません。では第4話です。
第4話 新触感ガリガリガム!売れすぎてメーカーは嬉しい悲鳴
2021年、これまでにないガムが発売された。
その名も「ガリガリガム」
今までの柔らかいガムと違い、噛むたびにカリッカリッという薄いせんべいを食べているような噛み心地が特徴だ。メーカーの製品開発室で偶然生まれたこのガムは、期間限定で発売したところSNSで広まりすぐに完売状態となった。
いままでにない食感で、しかも店頭で買えない状態で噂が広まった為に
「嘘かもしれない」
「煽って買わせるメーカーの宣伝方法だ」
「都市伝説じゃないか」
と話題になり、ネットニュースにあがった。
メーカー担当者に問い合わせると、特殊な材料の為通常のガムよりも制作に時間がかかるのだという。製造ラインが整ったら、全国的に供給できるとのことだが、しばらくは地域限定での販売になるとのこと。
「まさかここまで反響がでるとは思ってもいませんでした。毎日問い合わせがありますが、対応しきれないのが現状です。まるでせんべいをかじっているようだ、というご意見を沢山いただきました。社長は全都道府県せんべいでシリーズ化にしよう、と興奮しています。しかし偶然できたものなので、開発チームも戸惑っています。皆さんの期待に応えられるよう、新しい味と食感を生み出せるか日々がんばっております。ガリガリ食感が長持ちするように試行錯誤しています」
戸惑いつつ、意欲を話してくれた。
ここまでブームになった背景を考えると、昨年のコロナウィルスの流行があるのではないだろうか。自粛に伴うテレワークや自宅待機で、ストレスからついお菓子を食べてしまうという話をよく聞いた。食べすぎを防ぐためのガムに飽きてきたころ、カロリーは増えないが食感は楽しめる「ガリガリガム」が発売された。せんべいをかみ砕くような刺激を味わいつつ、カロリー控えめというところがプチストレス解消となりヒットしたのではないか。ネーミングについて心配もあるが、今のところ某アイスメーカーから苦情はきていないということだ。
かくゆう筆者も未経験なので、店頭に並ぶ日が待ちきれない。
解説
柿の種とかおせんべいとか、ガリガリ音を立てて噛みたい時があります。
ガムみたいに、しばらく食感だけ楽しめるガム機能のついたせんべいが欲しい。食は今後、一部でエンターテインメント要素が強まると思います。食感に注目した新しい食べ物が出てくるのではないかな。メーカーさんぜひ作ってください。
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