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EURO2024 個人的ベストバウト5戦

こんにちは〜EURO2024、スペインの優勝で幕を閉じましたね。約1ヶ月、総51試合、おもえばドイツ×スコットランドの開幕戦が遠い昔のようです笑

当noteでは期間中色々とマッチレビューを投稿させていただいていました。その数20本!!ちなみに本当はもっと見ていたのですが、マッチレビューを書けたのは20本でした。(ただ、我ながら結構充実の数だと思います笑)

今回マッチレビューを書こうと思い立ったのは、漫然と見るよりもレビューを書くことで試合を言語化したり、見た試合を思い出の一つとして振り返られるようにという意図です。そこらへんのことはまた別途noteで書こうかと。

せっかくたくさんのマッチレビューを書いたので、これをもとに個人的なベストバウトを選んでいきたいと思います!(マッチレビューを書いた中から選びました。) それにしても僅差の試合が多かったですね。

第5位 グループステージ ジョージアvsチェコ

格上チェコに挑むEURO初出場となるジョージアの試合。チェコが質的には圧倒するものの、ジョージアの鋭いカウンターや、GKママルダシュヴィリ(バレンシア)の活躍もあり、試合は1-1の引き分けに終わりました。

スコアレスドローにもかかわらず、試合には多くのドラマがあり、ジョージアにとっては歴史的な初の勝ち点獲得となりました。(その後、ジョージアはグループステージを突破しベスト16まで駒を進めます。)


第4位 グループステージ オランダvsオーストリア

5位、3〜1位はある程度すんなり決めれたんですが、この4位をどれにするかで最も迷いました。その中で選んだのはこのオランダvsオーストリア。準決勝まで進んだオランダでしたが、グループステージでそのオランダに勝ったオーストリアの組織力に着目しました。

なによりこのロースコアゲームが多いEUROにしては、比較的点の取り合いで面白かったです。オーストリアが縦に早いサッカーを存分に発揮した試合で、オランダも負けじと食らいつくという構図でした。この試合に勝利したオーストリアはグループステージ首位突破を決め、ダークホースと噂されたオーストリアのクオリティの高さが光りました。


第3位 準々決勝 イングランドvsスイス

組織として洗練され戦術的に完成されたスイスと、批判を受けながらも勝利を重ねて準々決勝まで進んだイングランドの一戦は、対比が際立ち非常に興味深いものでした。

WBが中に入るなどの戦術でイタリアを圧倒して準々決勝に進んだスイス。対してイングランドはこれまでの4バックから3バックに変更し、中盤を活性化させる新たなアプローチを採用しました。この戦術変更により、選手たちが自由な裁量でプレーできるようになり、結果としてスイスを苦しめる展開となり、決着はPK戦にまでもつれました。

戦術的な完成度と個のクオリティという対比が示唆的で、そのイングランドは決勝まで進んだという事実もまた面白いですね。そんな少し独特な観点から第3位に入れました。


第2位 準々決勝 オランダvsトルコ

オランダvsイングランドと迷ったのですが、ある程度それぞれの国がまんべんなく入るランキングにしたいなと思い、この試合を選びました。そういう配慮はありますが、それでもかなり面白い試合でした。

トルコの5-4の統率されたブロックや各々のハードワークからくる鋭い攻め、ギュレルの個の質といった流石準々決勝まで勝ち上がるチームだけあるクオリティ。対してオランダも鉄壁の守備はもちろん、攻めの組織的な工夫も見られて、まさに戦術の応酬で両者クオリティの高さが光るいい試合でした。


第1位 準々決勝 スペインvsドイツ

おそらく多くの方がこの試合をベストバウトに挙げるのではないでしょうか。戦術の応酬や両チームの意地がぶつかり合うピッチ上での攻防は、まさに見応えがありました。また、ドイツが劇的に追いつき、最終的にスペインが上回るというまさに死闘ともいえる展開は、優勝国と開催国の対決ならではの多くのドラマを生み出しました。

振り返ってみると様々な熱い試合があったEURO2024でした。このような素晴らしい大会を見せてくれた選手や監督、関係者はもちろん、当初放映がどうなるかと心配な状況の中、日本で放映してくれたWOWOWさん、Abemaさんにも感謝をあらわしたいです。

個人的な所感として、スイスやオーストリアのように、組織力に優れ戦術的なアプローチで勝ち上がるチームは非常に印象的でした。しかし、必ずしもそういったチームが最後まで残るわけではない点もまた興味深かったです。ナショナルチームでの国際大会というとある程度、守備については組織されてどの試合もロースコアゲームになる傾向が強いですが、それは今回も例外ではありませんでした。その中で、チームとしての組織力とともに、素晴らしい個のクオリティをもった選手がたくさん揃うスペイン、戦術としては批判はあれど個のクオリティで勝ち上がってきたイングランドの2チームが決勝に残ったのは、なにか示唆的なところも感じます。今回のEURO2024が、今後のサッカー界にどのようなトレンドを与えていくかもまた興味深いですね。


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