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この単調に続く毎日に意味を見出せない。

楽しくない
つまらない
苦しい

私も何度も人生をあきらめてきて、
その度に何のために生きてるのか真剣に考え続けてきたけど、

結局、命続く限り、
希望の灯火に灯りをつけ続けるしかない。

明かりを灯す作業は誰もやってくれないから、自分で灯し続けるしかない。

親も先生も友達も彼氏だって、誰も助けてくれない。
自分を救うのは自分しかいない。

そう割り切ってから、多くの本や映画を通して人生を考えるようになった。

今日見た映画は、『桜色の風が吹く』。

幼少期に片目ずつ失明、18歳で失聴し、全盲ろうとなった、東大教授の福島智さん。

福島さんにとっては生きることは使命。

僕がこうなったのは、意味があるのかもしれない。
果たすべき使命があるから、全盲ろうになったんだ。

自分の人生、自分らしく生きたい。

そうだ、僕には思考がある!!


「身障者の先駆者となれ」という父の言葉を受けて、大学に進学。

命は自分自身だけでは完結できないように作られているらしい。
命はその中に欠如を抱き、他者によって補ってもらう。
疎ましく思われることも、許される世界。

盲ろう者としては大学進学は珍しかった時代に、勇気を持って新しい世界に飛び込んでいった。

その後、福島智さんは世界で初めて大学教授となった。

ここまでの道のりが過酷で、映画の最初から最後まで泣きっぱなしだった。

福島さんには生まれつき障害があったわけではなく、3歳で右目、9歳で左目、14歳で右耳、18歳で左耳と、段階的に視力と聴力を失われていった。

先天性でなかったがゆえの喪失体験と恐怖があった。それを複数回にわたって経験し、しかもその最後は多感な青年期に当たるのだから、想像を絶する苦しみだ。

映画に描かれるのは、そうした数々の苦難を乗り越え、成長していく青年とそれを見守る母のドラマ。

私は福島さんのような苦労は経験していなかったけれど、それでも幼い頃の自分の辛かった経験と重なる。

私が、不登校・引きこもり・ニートだった時、私は何度も自分の人生をあきらめた。
親も親戚も先生も、みんなあきらめてた。

何度も何度もあきらめて、それでも生きてる。
毎日は続いていく。

だから、希望を探すしかなかった。この地獄から抜け出る方法を探すしかなかった。

探し続けたら、いつの間にか海外に出て国連職員にまでなってた。

辛かった経験があるから、今もまだ自分の可能性に挑戦し続けてる。

小学校から馴染めなくて、日本社会に適応しなかった私はどこまで行けるんだろう?

まだ見たことない景色を見てみたい。
まだまだやりたいことがある。

それだけの理由で生きてる。今を全力で生きてる。


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