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ソクラテスのつぶやき:正式ロンチされたTikTok対抗のインスタ新機能Reelsについて

こんばんは。仕事で完全に詰んでいて更新が止まっておりました。数少ないファンの皆さん申し訳ございませんでした。

米国・インドを中心とする諸外国での禁止、ついには大阪や埼玉でも一部利用停止と何かと世間を騒がせているTikTokですが、本日は同サービスに関連するニュースのご紹介です。

Instagramが新機能Instagram Reelsをグローバルロンチ

要点だけいつもどおりまとめさせていただきますと、

・ReelsはInstagram内に搭載されている「TikTok」対抗の15秒動画配信機能

・元々一部地域では7月くらいでロンチしていたが、先日正式にグローバルロンチを発表

・今後はStoriesがスナップチャットを侵食したように、同サービスがTikTokを侵食していけるかが注目

少しだけ機能について補足させていただきますと、

・機能としてはストーリーズの撮影機能の枝分かれ機能の1つとして紐づいています。フィードだけでなく、限定公開やダイレクトメッセージを通じた限られたユーザーへの共有ができる点ははTikTokと少し異なります。ストーリーズとして公開することもできます。

それ以外の機能はTikTokと概ね類似しております。同様に15秒間の短編動画を制作し、口パク動画に音楽クリップなどを同期することができます。もちろん大手レーベルの音楽を著作権の心配なく「音楽ライブラリ」から選んで使え、編集ツールも搭載しているので、再生速度の調整なども可能です。また、口コミなどで人気を得た動画は、Instagram全体で「注目のリール」フィードにアップされます。

TikTokの利用停止が進んでいる地域から順次ロンチしていますが、ロンチのタイミングは絶妙だと思います。同アプリの今後の優位性を考える際には結局プラットフォームの集約化がスイッチングコストを上回るかという議論に帰結すると思いますが、結論十分インスタ側への集約は考えられると思います。

おそらく多くのインフルエンサー/視聴者がTikTokとInstagramを併用して使っていますので、プラットフォームの集約化という意味ではインセンティブは十分あると思います。この場合のスイッチングコストですが、視聴者側からすればプラットフォームのコンテンツ力、インフルエンサー側は両プラットフォームの機能及び価値の差異になると思います。

視聴者側はUI/UX上それほど両アプリの差がない、インフルエンサーが両プラットフォームで活躍する方が多いことを踏まえますと、スイッチングコストは限定的だと思います。また、インフルエンサーも機能については視聴者側同様、それほど両アプリの差がないのであればスイッチングコストはほぼありません。一方で、1)これまでTikTok上で積み上げてきた動画等のアセット、2)積み上げてきたファン層、3)拡散力が主なプラットフォーム価値になると思いますが、既に一大プラットフォームであるインスタへの移行はいずれの観点からもそれほどコストは高くない印象です。強いて言わせていただくのであれば、写真/Stories投稿のインスタ、短尺動画のTikTokという住み分けイメージからオールマイティーのインスタというイメージに変貌できるかは1つ気にしないといけないポイントだとは思います。

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