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ソクラテスのつぶやき:Netflixの映画館買収からみる映画館の未来について少し

こんばんは。先日の記事ですが、Netflixが2つ目となる映画館買収を発表しました。前々から映画館の在り方については思うことがありましたので少し発見も共有しながら書かせていただければと思います。

結論ですが、映画館も案外全滅は免れるそうということです。正直コロナ期間中にディスニー映画ですら映画館をスルーしてDisney+に行く事例(下記記事ご参照ください)もありましたので、動画配信サービスの台頭を背景に映画館が次第に廃れていくのではないかと思っていた次第です。

今回心変わりした1番の背景ですが、アカデミー賞に出品するためにはロサンゼルスでの商業上映を7日間連続でする必要があるという慣例があることを知ったことです。

今回のNetflixによる映画館買収もこうした事情に加え、映画業界の慣例となっている「シアトリカル・ウィンドウ」(映画作品を2次使用する際は劇場公開開始から約90日間を開けなければならないというルール)を同社が無視していることを背景に進んだ可能性が高そうです(ソースは下記記事です)。

話を映画館の存続に戻しますと、もちろん映画ならでは臨場感がありますので、映画館需要は一定程度あるとは認識しています。一方で、VRを筆頭にこれからどんどん自宅での映像・音声体験が向上していくことは容易に想像できましたので、ビジネス的に固定費の重い映画館は顧客減少には耐えられないと思っていました。

しかし、上述した慣例は顧客の映画体験云々ではなく、制作者側に関わる問題です。筆者自身が映画製作者ではないので、あくまでも一般論ですが、映画を製作するものとしては一定程度の承認欲はあると推察できます。その中でもアカデミー賞のように映画界における最高賞にあたるものが受けられないということとなれば、嫌でも製作者側として映画館で配給されるルートを確保してほしいと感じる気がします。

また、これを機に製作者側の立場議論を深堀しますと、映画とは彼ら/彼女らが作った”世界”です。おそらく彼ら/彼女らの中ではこういう環境でこういうオーディエンスに見てほしいというイメージは少なからずあると思います。それを踏まえますと、その中には映画館固有の鑑賞環境で作品を流したいと思う方はいらっしゃると思います。そう考えますとやはり映画館需要というのは製作者側からそれなりにあると思います。彼ら/彼女らのインセンティブがある限り、露骨な「映画館飛ばして直接動画配信プラットフォームへ」という構図は起きない気がしました。

もしフォロワーさん(フォロー外ももちろん)の方でそのへん詳しい方いらっしゃいましたらリアルな実情も含めて教えてほしいところです。本日も最後までお読みいただいた方ありがとうございました!皆さんのご意見・感想・質問お待ちしております!!

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