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UDな防災訓練を目指して、やれることから。

地域の避難拠点訓練(防災訓練)を3年ぶりに開催。
とはいえ、まだまだ不特定多数多数を集めるのは怖いってことで町会関係者や学校関係者が人数限定で集まって、区の防災課の方の講話を聞く、という形に。

避難拠点とは…
 阪神・淡路大震災の被害や避難の状況から、練馬区で独自に定めたもので、区立の小・中学校を、単に「避難所」や「避難場所」と呼ばずに「避難拠点」と名付け、地域での災害対応活動拠点としている。
 避難拠点は、震度5弱以上の地震が起きて、学校の建物が安全な場合に開設される。
「避難拠点要員」(区職員)と「避難拠点運営連絡会」(地域・町会等)と学校の3者連携で訓練や備蓄、発災時の避難者の受け入れや在宅避難者対応を行う。
(練馬区のサイトより要約)

私は運営側の町会スタッフとして参加。
実は、この避難拠点訓練を変えたくて、町会に入った私。新参者として提案とかできないでいる間に新型コロナ感染拡大で訓練が中止になってしまって「あーぁ」だったので、やっと再開!って感じです。

で、受付、司会進行、そして講話、すべてUDトークを活用。

この先、実際の防災訓練の時、UDトークを使ったり、視覚障害者誘導やったり、「いろんな人が参加」なUD訓練をやりたくて、そのために、まずは「こんなのがある」「こんな方法がある」ってところを区の防災課や町会の人たちに見てもらおうと。

そしたら、「それ知ってる!」「ドラマでやってたやつでしょ?」と何人もに言われました。
これまでは、何これ?って感じだったのに、テレビ効果は大きいな。
「スマホに向けて話しかける」っていうことも、これまでなら「?」って感じだった人(世代)もすんなりやってくれるし。

また、Bluetoothマイクwt-01を司会のおばさまに持ってもらうようお願いしたら、おばさま、他の話し手にマイク(普通の)を受け渡す時に簡単に説明してwt-01を一緒に渡してくれ、渡された方は、手に持ったり、首から下げたり、胸元にクリップで止めたり、と。

さらに、簡単に伝えても分からなそうな、高齢のおじいちゃん会長(他町会)が挨拶するとき、司会のおばさまがwt01を渡さず、自分がそばに立って、wt-01が声を拾うように掲げてくれた時には、「そこまで理解してくれて!!」と感激でした。

そんなわけで、良好な音声入力環境と話し手の意識により、誤認識の編集者がいない中でも、ほぼ問題なく、話を聞く(読む)ことができました。

知り合いのおばあさま(とにかくジジババ参加が多かったので、おじいさま、おばあさまばかり出てきますが 笑)が、「最近、耳が遠くなってきたので、少しでも話が聞こえるように前の方に座るわね」とおっしゃったので、私、隣に座り、前のパイプ椅子をひっくり返してそこにスマホ置いて、字幕を見れるようにしました。(フルスクリーンにして、ピンチアウトで文字も大きくして)

そしたら、最初はチラッチラッと観ていたおばあさま、途中からほぼスマホを見て、頷いたり、スクリーンに目を移したり、、と、リアルタイム字幕をご堪能。

終わった後、「これ、すごいわねぇ」と。

この方、私を例の「明るい選挙推進委員」に推薦してくださった方なのですが、その方に、「選挙も、いろいろな方が投票するということを考えた対策対応を考えなきゃいけない。だからあなたを推薦した」と言われ、選挙活動でもこれは活かしていけますね、という話になりました。

よし!お墨付きいただいたぞっ!

それから講話をしてくださった区の職員さんとも終了後、話をしまして、UDトークについて「これをモニターとかに映し出したら、他の人の役にも立つんじゃないかしら」と、あちらの方から気づいて下さり、補助犬の同行避難や同行訓練、UDな訓練のあり方などについて、一度、ゆっくり話をしましょう、って言っていただきました。

これまで、町会のおじいさまおばあさまたちと一緒に活動していて、高齢の方たちが新しいものを取り入れるのはなかなか難しいなぁ、と思ってました。
でも、「必要だ」「あったほうがいい」と分かっていても、「どうすれば良いか」まで辿り着かないから、そのままになっているってことも多いんだ、と気づきました。
実際に私が聴導犬をつれていったり、ドラマで見たUDトークを実際に見たり、、そういうことで、「こういう方法があるんだ」「こうやればできるんだ」ということは分かってもらえるということ。 

とりあえず、防災も選挙も、できることからやってみよう。
まずはUDトークの単語登録からですね。
「発災時」が「8歳児」になってたのはご愛嬌。
公開辞書防災版、作るかな?もうあるかな?

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