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2020年4月の記事一覧
【読書メモ】『太陽のパスタ、豆のスープ』(宮下奈都、集英社)
2020.4.17 #読了
誰かに勧められて買ったようそうでないような。コ本やのショップカードが入ってきたからそこで買ったんだろう。
結婚直前に破談を言い渡された主人公のあすわご途方に暮れながらも人生を立て直していく物語。あすわの幼さにイライラさせられるところも多いけれど成長譚なのでそこはそれ最後のためのスパイスのようなものである。
読みながら考えたことを。キッカケはこの部分。
【読書メモ】『情報環世界 身体とAIの間であそぶガイドブック』(渡邊淳司・伊藤亜紗・ドミニクチェンほか、NTT出版)
2020.4.15 #読了
BOOKSHOP TRAVELLER 間借り店主・ぼくはきみできみはぼくさんからご紹介いただき読む。
この前、アップした『世界はなぜ存在しないのか』にもチラッとだけ出てきたし、まだメモを書いていない『人工知能のための哲学塾 東洋思想編』にも出てきた概念「環世界」。
元はユクスキュルの『生物から見た世界』(岩波文庫)で提唱された概念みたいだけど、つまりは
【読書メモ】『なぜ世界は存在しないのか』(マルクス・ガブリエル、清水一浩(訳)、講談社)
2020.4.13読了
タイトルが最高なので買う。久しぶりの思想書なので肩肘張って読み始めたが話し言葉なので読みやすいのが嬉しい。
が、やはり思想書は思想書であり、字面を追ってはいるものの理解できているかと言えばかなり怪しい……。「新しい実在論」を紹介しているのだけれど、自分の理解できた範囲でものすごく簡単に要約(できないから本になっているのだけれど)すると……
全てのものを包摂する
【読書メモ】『日本発酵紀行』(小倉ヒラク、D&DEPARTMENT PROJECT)
小倉ヒラクさんのことは注目していてだから買う。どこで買ったかは忘れた。
発酵デザイナーの小倉ヒラクさんが全国の発酵食品を求めて旅をしたその記録である。さすがに47都道府県全てを取り上げるのはページ数的に難しいのか一部載っていない地域もあり、また本番中でも急に違う地域に行くので他の場所にワープしているような不思議な気持ちになる。
前著の『発行文化人類学』のときよりも読みやすく、時折挿入さ
【読書メモ】『ねじとねじ回し』(ヴィトルト・リプチンスキ・春日井晶子(訳)、早川書房)
サイエンス関係の本は読みたいなーと思っていてどこかで買った。フェア科学道100冊にも入っている本。
話は、著者がニューヨークタイムズ紙の編集者から「21世紀を控えてミレニアム特集をするからここ一千年で最高の道具について書いて欲しい」と依頼されたことから始まる。
自分で家をイチから建てるくらいなDIY好きな著者が、頭の休憩にちょうど良いと安請け合いしたのだが、実はこれがなかなかの難題で…
【読書メモ】『荒野へ』(ジョン・クラカワー、佐宗鈴夫(訳)、集英社)
ずいぶん前に映画『イントゥー・ザ・ワイルド』でラストの主人公の恍惚とした顔が最高に好きだったので原作を読んでみたくなったのだった。映画を観てから5年以上経って読む原作。買ったのは荻窪の本屋Title。
本作はある裕福な家庭に育った青年クラス・マッカンドレスが家族や友人、社会との関係性を断ち切りアラスカへの無謀な冒険の果てに死を迎える一部始終を追ったノンフィクションだ。
内容としては資本