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文章センスを良く見せるための4種類の括弧の使い方


皆さんは 括弧 をよく使いますか?

僕はよく使います。

自分の中で伝えたいニュアンスとか、説明とか、強調したい部分と強調の温度感を整理するために、また文章が単純に見やすくなる工夫のために使います。


でも自分ルールで使っていているだけなので、もしかしたら人には伝わっていない。

正しい使い方ってあるのか気になったので、調べてみました。


括弧とは


括弧

括弧とは、特定の文字・語句・文などを囲って他の部分と区別する記号。( )〔 〕「 」[ ]〈 〉など。また、その記号をつけること。byコトバンク




主な括弧の種類は以下の名称で整理されています。丸括弧=パーレン など聞いたことない言い方があるんですね。


括弧の名称と用法

括弧 種類


また括弧と合わせて整理しておきたいのが、引用符/クォーテーションです。

引用符


引用符 種類


括弧の使い方

括弧のそれぞれの名称は説明しましたが、それぞれ括弧の使い方は以下です

括弧 使い方

強調や引用、説明はある程度共通の使い方になりますが、微妙にそれぞれ使い方が異なるようですね。


今度は主な用法別でまとめてみます。

括弧 用法別

上記の4パターンの使い方を意識するだけでも、一歩大人の文章が作れそうですね。


括弧も日本語なので、しっかり正しく使っていきたいところです。


センスをよく見せる括弧の使い方


主に仕事においてですが、括弧の用法を正しく理解した上で、括弧を使うことで差別化できるポイントをいくつかまとめてみました。

・意図を説明する

説明の括弧 ( )[ ]を使うことによって伝わりにくいな、不親切だな、って思ったポイントを補足します。受け取る相手への少しの想像力が必要になるのですが、これだけで差別化出来ます。


・抽象概念でのタイトルを付ける

タイトルの括弧「 」『 』〈 〉を使い、概念ごとにタイトルをつけます。単純な件名という意味ではなく、いくつかの分類軸で区切った場合の抽象概念を使うことがおすすめです。タイトルというよりテーマと考えるとわかりやすいかもしれないです。


・一つの文には1括弧がいい

内容次第では、括弧の数が1つ以上ある文章もあるかと思いますが、やはり括弧は1文1つ程度にしておきたいですね。また括弧の中に括弧を入れたくなる場面もありますが、できるだけ避けたいです。文をそもそも分けるなどで対応してみてください。


・括弧は半角がいい

括弧を全角にすると、かなりスペースが目立ちます。半角で使った方が綺麗に見えることが多いように思います。


・単語登録がおすすめ

括弧の予測変換面倒ではないですか?今この瞬間に単語登録しましょう。括弧はじまりと括弧とじ2つセットを複数登録しておくだけでかなり便利です。

・意外に〈 〉が一番使える。


〈 〉は強調、引用、タイトル全ての役割を持っています。つまり説明する場面以外ではこの〈山括弧〉を使うことで正しい用法で括弧を使うことができます。PCの単語登録で かっこ の一番上に登録しておくことがおすすめです。

・ルールを作る

タイトルを意識してつける話とも被りますが、括弧を使いこなせばルールを作ることができます。

例えば、強調の括弧【】を使い、重要と緊急のマトリックス(業務効率化のフレームワーク)に合わせて絶対に【重要】【緊急】【重要かつ緊急】とつけるなどの徹底をしていれば、自然とそれが自分ルールになり、チームでの共通のルールになっていくかと思います。

共通ルールになれば、それは文化です。


・積極的に括弧を使う

積極的に使っていきましょう。

見やすい文章を作ることができると、最終的には、括弧だけで意図が伝えられます。

意図が伝えわると優先順位などがはっきりするので、余計なコミュニケーションコストが発生しなくなります。

括弧一つでかなりの改善ですね

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結論

括弧一つでコミュニケーションが変わる。




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