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とりとめのないこと2022/04/17,18,19

ナントカカントカとかいうやつだとENTJタイプ、つまり、指揮官タイプらしい。

「いや、誰得だよ」っていうツッコミを多分この僕の散文を読んだら思うに違いないのだが、これは僕の日記だ。
とにかく、16パーソナリティーズとかいうのがインスタのストーリーで上がっていたからやってみた。

やってみたら案外当たっていて色々ここ数ヶ月にわたる知らない人も知ってる人も含めて、コミュニケーションしてきた中でのことをウッカリ振り返ってしまい、凹んだのである。

指揮官型の強みと弱み
他の性格タイプと同様に、指揮官型の人にも強みと弱みがあります。
指揮官型の強み
効率的:効率的で、効率を高める方法を探すのが得意です。
エネルギッシュ:エネルギッシュで情熱的です。目標達成のためにチームと協力して働くことを楽しみます。仲間を励まし、チームのモチベーションを上げて奮起させます。 
自信がある:自分に自信を持っています。自分の能力とリーダーシップを信じ、意見をはっきりと声に出します。 
意志が強い:粘り強く、決して諦めません。困難な状況も、障害ではなく挑戦として受け止めます。
戦略的:状況や課題を徹底的に検証して解決策を導く指揮官型は、戦略的思考力を備えており、根拠と論理をもとに自分の行動を決定します。

指揮官型の弱み
不寛容:誰かの意見が事実ではなく感情に基づいたものだった場合、その意見に反対する傾向があります。意見が気に入らなければ、はっきり自分の気持ちを伝えることを恐れません。
支配的:自分の能力や意見に自信を持っているため、意見や物の見方をなかなか変えようとしません。
短気:効率を求めるため、他の人が時間をかけて考えているのを、無関心なのだと誤解することがあります。 
傲慢:確固たる信念を持って分析的に考えます。自分と似た人は尊敬しますが、そうでない人を見下す傾向があります。
ENTJ

結構、いい線突いてきていて、当たってもいる。
おまけに、僕はすぐに熱くなるタイプだ。
それで、自分の好きなことやもの、体験を興味があったり共感してくれると、一から十まで語りたくなるか、あるいは、教えたくなる。
これは仕事でもそうだ。

僕には昨年からうちの工務店に来てくれた見習いの十代の弟子がいる。
悠太仮称としておこう。
悠太は高校を訳あって中退し、僕のところに来た。むしろ来てくれたと言って良いほど、今の僕の業界では若手は取り合いどころか、ほぼ皆無なため、ありがたい存在だ。

僕の父である棟梁と主に最初の数ヶ月、悠太は一緒にいた。
3ヶ月ほどして、僕と一緒にやるようになった。まだ普通免許のない悠太を毎日送迎し、次第に悠太は少し立ち入った話も僕にしてくれるようになった。
10歳年下の弟のようだ。

そんな悠太がもうすぐ大工見習い一年を迎える。
父とは少し僕は違うやり方をする箇所もある。
例えば天貼りとか。

面倒な性格の僕は一から理由を伝えて、こう言うやり方で、とやってみせて、悠太に無理やり納得してもらう。
つまり、僕は一から十まで僕の準備した通りのことを悠太にそっくりそのままやらせるということだ。そうじゃないと気が済まないから、かなりお節介だが、めっちゃ準備する。そして、悠太ができなかったり、期待に外れると、心理的にドッと僕が疲れたりして、その部分はもういいや、やらなくても、と見放してしまいそうにもなる。というか、短気なため、見放した部分もあったりした。

父はどちらかと言うと、やって見せて、理由は話さない方だ。あまり、期待をしないからだろう、心理的に疲れるということもないらしい様子だし、思えば見放すなんてしない。

僕の場合、全て説明しないと気が済まない。だから僕は教える時も説明がかなり長く、休憩を超えていたり、5時を超えて8時、9時まで作業場で教えていたときもあった。ある日、悠太と僕のやりとりを見ていた父が休憩を提案してきた。

それでも、悠太は僕よりある意味では、意識高く、建築雑誌をよく見ている。

僕は悠太の年の頃、夜間高校に通いながら見習い大工をしていた。
状況が許すならば、悠太にも高校を卒業してほしい、と時々思う。
夜間でも建築学科を出ていれば、資格のための受験者の要綱を早いうちにクリアしやすい。

段々と仕事を覚えてきて、徐々に大工が楽しくなっているとも話してくれた。

今年は高専生が在学中に一級建築士に合格している。
僕も建築士資格保有者だが、やはり設計屋は現場をある程度経験していないとおかしな図面を平気で引く人も中にはいる。

だから、もし、大工としてずっとやっていくつもりなら、いずれ取りたくなるだろうから、悠太も高校どこか通い直したら良いのにな、とふと、思うのだ。

けれども、彼には彼の家庭の事情もあり、なかなかそう簡単に夜間に入り直すというのも難しいらしい。僕は悠太の背景を良く知らなかったころ、それとなくその事を話したこともあった。大きなお世話であるし、それができるくらいならそもそも中退していないのだ。

熱心な悠太が誇りでもある。けれども、それ以上のことを押し付けがましく勧めたり、一から十までごちゃごちゃ言うのも良くない。
悠太の事情を聞き、僕は何故だか勝手に落ち込み、悠太にではなく、目に見えない何かに対して、イライラした。

仕事に限らず、どんな場面でも、僕のこの欠点は露呈する。押し付けがましく、おまけに細かい、お節介。短気で、デリカシーもない。未熟な割に支配的。これじゃファシストになってしまう。

ああ、もう、これ、何度目。

僕の取り柄はこうして凹んでも、やがて他のことに目移りするか、あるいは、俺様がやっぱただしいと開き直るところだ。

最初の話で列挙したパーソナリティの部分に戻ろう。
確かに僕は自信家でもある。それも根拠のないような自信や、自意識過剰とも言えるがしれないが。
だから僕はこのように凹んだとしても、それを明日へのバネとして、活用し、そのバネの弾性力は思いもよらぬ方向へベクトルを向ける。

その方向は大概は太陽である。

やはり、私は太陽である。

こうして、僕はいつも最近バタイユの太陽肛門の言葉に慰められ、励まされ、生きる活力を朝から元気良くもらえてしまうようになった。

R.I.P. バタイユ

ハレルヤ

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