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散文とか短編小説とか

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僕の回りくどい手紙のような散文
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2023年2月の記事一覧

自分自身についてではなく、世界や人物について書く─ミラン・クンデラ

最近よく思うのは、本の書評や感想ってなかなか難しいものがある、ということ。 僕は、他人の…

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逗子マリーナの女

愛に区別はなく、また、愛は無限であるが人間の奢りによって有限と錯覚されている、そのように…

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私の木蓮

木蓮が咲きたそうに天に俯いている───私の大好きな花。 私の一部だった花。 私から生まれ私…

5

サバンナのオルパダン

チーターは本来集団行動しない動物だ。 最近、その彼らに異変が起こっているようだ。 あるサバ…

6

エレベーターからの風景

建設業に携わって丸12年が過ぎた。 干支一周まわってしまった。 つまり、まだ太陽の周りを僕は…

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『クリムトの接吻 断章』を書きました。

バレンタインは処刑された聖ウァレンティヌス(カトリックでは第二バチカン公会議で祝祭日を削…

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音楽と故郷にまつわる小さな物語を書きました

我妻許史さんの主催する音楽と文学にまつわる素敵なサイト、『(誌)的ライナーノーツ』に僕の稚拙なショートショートを載せて頂きました。 書く機会を与えて頂き、ありがとうございます。 僕の家族の故郷は色々とあり、故郷に帰れない状態が続いてます。 彼女の好きなふたつのピアノ音楽とひととふるさととのつながりをテーマに書いてみました。 ひとつめはグリンカ/バラキエフ編曲 ひばり ふたつめはラフマニノフ パガニーニの主題による狂詩曲 よろしければ、音楽を聴きながらお読みください♪