見出し画像

#吉田潮 #産まないことは逃げですか?

#吉田潮
#産まないことは逃げですか

吉田潮さん自身のこと、著者の周りの方々の体験が記されています。

「潮さん、そんなにはっきりと、ましてやそんなことまで書いちゃっていいの???」と、
読者の私が心配になるほど赤裸々でした。
オブラートに包むことなく、お話しされるのです。

あまりに正直なので、これは好き嫌いがかなり分かれそうだなあ...と感じました。

初対面で(初めて著者の本を読んで)「潮さん」と呼んでしまうくらいには、私はこの本を通して彼女のファンになりました。

潮さんの母親との距離感やこれまでの歩み、子どもが欲しくなった時期、妊活に励んだけどうまくいかなかった話、そして現在の心境などたっぷり記されています。

私のような妊娠、出産、育児に前向きになれない「精神的不妊」の方
(そもそも妊活していないから肉体的なことはわからないため、勝手に自分のことをそう呼んでいます)
には勇気がもらえる本だと思います。

【産まないと決めた人は少なくとも自分自身とイヤというほど向き合っている】
この言葉に少し救われたような気がしました。

何度も何度も子どもをつくるかつくらないか自問自答してきましたし、今もまだ悩んでいます。

年齢を考えると迫るタイムリミット。
周りがどんどん妊娠・出産していくからこそ、本音がなかなか言えないのです。

本当は自分のことだから、周りにどう思われたって気にしなければいいのに...

妊活に苦労しているフリをして、(本当に大変な思いをしてる方には申し訳ないけれど) 相手に触れさせないようにしています。

子どもがいる友達に会うのも億劫だし。
なのになぜか無理して子どもと遊んでしまう。

実の母親には孫ハラスメントされるし。
〇〇ちゃんが里帰り出産してたよ〜とか云々言われる。

いろいろと共感することはたくさんありました。
それでもやっぱり、
潮さんのように妊活に挑戦して「子どもができなかった人」と
妊活すらしたくない「子どもが欲しくない人」の差は大きいと思います。

とにかく、とにかく、生きづらい。


子どもが欲しくないってそんなにおかしいことなんでしょうか?

仕事がしたくないからと結婚に逃げ、経済力も考えず子どもを産み、常に不機嫌で文句ばっかり言ってる人よりは、フルタイムで働いて税金納めてる子なし女の方がよっぽどマシだと思うんだけど!!!

って自分の母親に言いたくなるな〜

自分の母親のようにはなりたくないという気持ちが強くて、
さらに母親とは本来こうあるべきだという理想像がはっきりとあって、

その理想像にたどり着けない気がするし、そこまで頑張りたい気持ちもない。
だから私は妊娠・出産・育児から逃げたいです。


産まないことは、逃げですか?



#読書記録 #読了 #読書ブログ #読書 #読書垢 #読書好きな人と繋がりたい #本 #本ブログ #うまにげ #産ま逃げ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?