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一人になりたい男、話を聞いて欲しい女 を読んでの感想

女性の最大の幸せは、大切な人に心から喜ばれ、感謝されているという充実感に満たされながら、愛情を与えることでもたらされる。人生において、意味と目的は女のデザート、男のメインディッシュになり、愛情と感謝は男のデザート、女のメインディッシュになる。

本書より引用

こんにちは!かずまです。
今回は
一人になりたい男、
話を聞いて欲しい女

を読んでの感想を
アウトプットしていきたいと思います。


夫婦関係や恋愛関係で悩んでいる。
そんな人に向けての本です。
実際ですが、私も常に改善を試みて
います😌

本書は前作
「ベストパートナーになるために」
の続編です。

前作から25年経ち、時代も進んだ中で
男女関係も変わっている。
より現代に即した男女の付き合い方を
する必要がある。と感じて書かれた
良書でした。

男と女では、やはり求めているものが
違います。
それを、ホルモンの観点から論じることで
男性は男性らしさを活かし、
女性は女性らしさを活かした付き合い方が
できるようになり、人生が充実したものになる。
そんな提案をしてくれました。
実践本ですね。


この本はこんな人におすすめ

  • 夫婦関係で悩んでいる人

  • 恋人とうまくいっていない人

  • 男女の考え方の違いについて知りたい人


夫婦関係がうまくいっていない。
それだけでも、リラックスするはずの家が
緊張するだけになってしまいますよね。
そんな家には、なるべく帰りたくなくなり、
夫婦の会話も刺々しくなり、
相手が邪魔に感じてしまう。

日本では3分に1組は離婚すると言われていますが
その原因は「価値観の不一致」
でも、本当にそうでしょうか。
もともと、価値観が一緒の人はいません。
そして、夫婦はもともと他人同士。
価値観の不一致を原因にしている限り
夫婦仲は改善しませんよね。

この書籍では、
「相手がしてほしいことはなにか」
に注目し、行動することを進めています。

男性と女性では、考え方が違います。
自分がしてほしいことを相手にもしてしまう。
それは当たり前と思いますが、それは間違い。

大切なのは、相手がしてほしいことを知って、
それをしてあげることだ。

そうこの本では述べられています。


この本を読んでの気付き

  • ノルウェーのパラドックスについて

  • 男性ホルモンと女性ホルモンを理解する

  • 社会問題のデータから見る男女の違いについて


ノルウェーのパラドックスについて

ノルウェーのパラドックスというのは
なんなのか?と言うと、
ノルウェーは、男女平等の国であることを
宣言しており、世界で最も男女平等が
進んだ国だとされています。

要は、「男女は生物学的違いを除けば、
同じ存在である」という考え方が主流と
いうことです。

誰でも希望した職種につけるし、
それによる男女差別は社会的にない。
だが実際には、男女ともに従来の性に
寄った職業につくことが多い。
例えば、男性はエンジニアや技術者、運転手。
女性は幼稚園教諭、清掃や看護などです。

この本ではそれについて、
ノルウェーでは自宅でも男女平等が基本なので
男性は外では伝統的な男らしい仕事、
女性は女らしい仕事をしようとしている。と
述べています。

また、ノルウェー等の国では、夫婦が
ルームメイトのような関係性になってしまい、
恋愛感情が維持しにくくなってしまう。
なんと離婚率は44%もあるそうです。
男女平等という形が、人権的には正しいが、
すべて同じに扱うことの弊害が、離婚率から
見て取れるな。と驚きました。

真の男女平等とは、違いがあることを認め、それを尊重することだ~相手の違いを理解し、受け入れ、感謝し、尊重してはじめて、真の男女平等は成り立つ。

本書より

大切なことは、男性には男性の個性、女性には女性の
個性がそれぞれあることを知ること。

(個人差は勿論あるが)


そしてそれを尊重しながら、相手の事を理解し、
弱いところを支えあい、不満を
ぶつけずに尊重してあげることが、
愛情を長引かせるためには大切なことだ。
そう感じました。

男性ホルモンと女性ホルモンを理解する

男性ホルモンと女性ホルモンを理解することも
男女の性差や求めているものを理解するには
とても大切なんだな。。と感じました。

現代は、仕事をする上で男女差が昔に比べて
あまりなくなっているので、
女性は仕事では男性らしくふるまう必要が
あったり、逆に男性も女性らしい気遣いが必要
だったりします。

これらがホルモンの分泌に影響を与え、
そのまま家にその状態を持ち込むと、
男女ともに自らに必要なホルモン値を
下げてしまい、最悪の場合抑うつ状態に
なってしまう。
そんなことが書かれています。

では、それを回避するためには、
どうすればいいのか?

自宅に帰ってきたら、
男性は男性ホルモンの分泌を促す行動を。
女性は女性ホルモンの分泌を促す行動をする。


それにより、ホルモン値が適正な値になり、
リラックスし、自信を取り戻すことができて
相手に対して愛情を感じることができるように
なる。と書かれています。

まずは男性。

男性ホルモンといえば、
テストステロンですよね。
男性の若々しさや健康、活力、集中力、記憶力、
気分の安定、性欲などに深く結びついている
ホルモンです。
男性はテストステロンが低すぎると、
ストレスや疲れ、不安感や抑うつなどが起きます。
女性ホルモンが高すぎると、怒りや防御、攻撃性が
高まってしまうそうです。


では、テストステロンを上げるには?

それには、

  • 洞窟タイムを取ること

  • 激怒しないこと

  • 女性に喜ばれ、感謝されること

  • 受容し、信頼されること

・洞窟タイムを取ること

洞窟タイムというのは、
自室に閉じこもって、男性ホルモンを
回復させる作業をする。ということです。

男性はひとり時間が必要で、そこで
何かをすることで、日中に使い果たした
テストステロンを回復させる必要がある。
とのこと。

私もこれはうなづけます。
私の場合は、朝活での文章の執筆や、
自己実現に向けての活動などが
「洞窟タイム」に当たると思います。
あとは、就寝前の日記を書く時間ですね。
これがないと、非常に息苦しく、
何も整理できない感じがして、頭が
もやもやしてしまうと思います。

一人の時間がないとだめなのは、
女性も当然そうだと思いますが、
この書籍では、男性は特に洞窟タイムが
必要。それにより男性ホルモンを回復
させないと、女性ホルモンが上がって
様々な弊害が出てくると書かれています。



本書では、テストステロンをあげるための
活動の例も挙げてくれていますので、引用します。

意思決定、努力とハードワーク、問題解決、プロジェクトに取り組む、効率的な行動、無私の行為、得意なことをする、大義のために自分を犠牲にする、祈り、瞑想、沈黙、断食、学習、能力開発、金を稼ぐ、リスクを取る、自信を持って困難に挑む、成功、勝利、競争、スポーツ、性的な行為、恋愛、相手の話を聴く、調べ物をする、男同士で冗談を言い合う、車の運転をする。

本書より

男性の皆様は、何かできそうなことはありましたか?
これらのことを「洞窟タイム」ですることにより、
テストステロンが回復するようです😌

  • 激怒しないこと


男性が激怒すると、テストステロンが
上がるのかと思いきや、なんと逆に
女性ホルモンのエストロゲンが上がってしまう
そうです。

意外ですよね。
男性のエストロゲンが上がってしまうと、
防御、怒り等、女性的なもののネガティブな面が
全面に出てしまい、良くないと
本書では述べています。
なので、男性は激怒せず、冷静になることで
テストステロンを減らさず、逆に
増やすこともできるとのこと。

激怒しても正直何も良いことは無いですし、
やめたほうが良さそうですね。。。

  • 女性に喜ばれ、感謝されること


女性に喜ばれ、感謝され、頼りにされること、
女性の役に立つことで、テストステロンが上がる。
これはとても素晴らしいことだな。と思います。

自分のテストステロンを上げるには
女性に親切にすればいい。
まさにウィンウィンの関係ですよね。

これも分かる気がするなあ。。。と
思います。
例えば、何か重いものを持ってあげたりすると、
男性は「役に立った」と思えますよね。
そういう感情のときに、テストステロンが
上がっているんだと思います。
言葉にすると「誇らしげ」な気持ちでしょうか。

  • 受容し、信頼されること


男性は、不満を苛立ちや批判とともに
伝えられると、受容されていない、
認められていない。男として不十分だ。
そう感じてしまうそうです。
そして、テストステロンが下がってしまう。
この本では、伝え方についても
例が載っていて面白かったです😌

①受容されているメッセージ
帰りが遅くなった場合

気にしなくていいのよ。
今度帰りが遅くなりそうな時は、電話してね。

②理解はされているが、受容されてない
ときのメッセージ

あなたが時間を忘れがちなのは分かっているわ。
だけど、帰りが遅くなるって電話をしてくれないと、
ものすごく腹が立つの。

③理解しようとしているが、
受容していないメッセージ

信じられないわ。どうして帰りが遅くなったら電話するって覚えられないの。

非常にうまい対比だな・・・と思います。

男性のわたしが感じることとして、
①だったら、「すまなかったな、今度は電話する」
と素直に思えます。

②の場合は、「悪かったな、でも、なんで怒るんだ?」
と感じ、少しもやっとします。

③の場合は・・・多分黙るでしょうね💦

それか、適当に言い訳をしてやり過ごすか。。
もしくは、妻が連絡しなかった過去のことを
槍玉に挙げて、口論になるかもしれません。

どちらにしても、責められている感じを受けて
あまり愉快な気持ちにはなれませんね💦

男性は受け入れられていることを
感じることで、テストステロンを
減らさずにいることができるのだと
思います。

社会問題のデータから見る男女の違いについて

女性の4倍の男性が自殺するが、自殺を試みる女性は男性の2倍いる。自殺願望を他人に話すのは女性が、自殺を実行するのは男性のほうが多い。
女性はストレスを感じた時に誰かに話しをしたくなる。男性は人生が辛いときには誰かに相談する前に何らかの行動を取ろうとするため、心理療法ではなく、自ら命を断つという手段を選んでしまうことが多い。カウンセリングを受ける人の9割が女性だ。



カウンセラーとして学んでいたので、
男性のほうが自殺率が高いことは、
わかってはいたのですが、ホルモンの
観点からみると納得がいきますよね。

男性は自分で決めたい生き物であり、
それでテストステロンを上げる。
だから、一人で抱え込んで、誰にも
相談せずに自殺を選んでしまう。
そう感じました。
また、カウンセリングを受ける人の9割は
女性である。
というのははじめて知りました。

男性の約2倍の女性が会社を病欠する。
男性は女性に比べて長時間労働に耐えられる。これは
プライベートがうまくいっていない場合に特に当てはまる。
家の外で働くことは、テストステロンを刺激しやすい。

これはどうなのでしょう。。。
でも、体感としては、男性のほうが
病欠はしない印象があります。

ちなみに私は、熱が出たり体調がすぐれない時は
すぐ休みますし、処方薬にもすぐ頼るので、
ここらへんは女性っぽいのかな。と感じました。

実践すること3点


不満を感じても、妻には話さない

仕事やプライベートであった不快なことや
泣き言?については、妻に話さず、なるべく
自己処理をするほうが得策なのだな。と
感じました。
それについて妻が不安を感じやすいというのも
なるほど。と納得したからです。
ただ、私の妻の場合、結構男性的なところもあり
問題をサクッと解決する場面もあるので、
適宜バランスを見ながら。ですかね。
なんにしろ、あまりネガティブなことは
自分のためにも話さないほうが良いと思いました。


テストステロンを増やす行動をする

本書では、テストステロンを刺激する
行為は
「ある程度難しく、やりがいを感じるものであれば
テストステロンが分泌される」
とあります。
私に場合にできることはなにかあるかな。
と考えたところ、文章を書くことや
考えることなどが得意なことなので、
それを積極的にしていくのが良いのかな。
と感じます。
重要なのは、自信をもって能力を
発揮できることだそうです。
筋トレとかも、直接的にテストステロンを
増やせる行為なので良いですね😌

不満を伝える時は、リクエストの形にする

私はあまり一方的に妻に命令する
ということはないのですが、
「リクエスト」として希望を伝える形
で伝える。ということが書いてあり、
なるほど。リクエストか!
と感じたので、実践したいと思いました。

「~してくれると嬉しい」
「~してほしいかな」

という感じで伝えられれば、
相手も嫌な感じはしないんじゃないかな。
と思います。

それと同時に、本書では、そう伝えられたら
何にしろ「わかったよ」と返事をすることを
おすすめしています。

「わかったよ」ということで、
この話は終わり。これ以上責めないでOK。
という合図としても使える。
と、書かれていました。

これもとても大切だな。と感じましたので、
合わせて実践していきます😊

まとめ


夫婦関係の本、結構好きで、
妻の取説とか、何冊か読んでいるんですが、
この本は売れているだけあって、
非常に分かりやすく、また
役に立つ書籍だな。と感じました!
かなりの当たり本です😊

成功するには、2つ大切なことがある。
ひとつは、続けること
もうひとつは、夫婦円満なことだ。
と、作家のスティーブン・キングも言っています。

家庭が円満なことは、仕事やプライベートにも
大きく影響しますよね。
パートナーとの仲で悩んでいる人や
もっとパートナーと仲良くしたいと
思っている人には、強くおすすめします。

最後までお読みいただき、ありがとうございました😊

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